今年も梅の季節がやって来た。
昨年は足の手術により
訪れることが出来なかった偕楽園。
2年ぶりの梅林散歩。
鼻をかすめる淡い梅の香りに心癒される時…。
日に日に上達する娘の
ローラーボードの後をついて歩く千波湖畔。
抱っこ紐をかけて歩いたこと
ベビーカーを押しながら歩いたこと
ヨチヨチ歩きの手を繋いで歩いたこと
買ったばかりの自転車に股がる娘を
応援しながら歩いたこと…
数々の思い出が走馬灯のようによぎった。
胸がいっぱいになり涙が込み上げた。
娘に気づかれないよう
湖に目をやり涙を飲み込んだ。
二度とないこの一瞬、一瞬を
味わえる気持ちの余裕があることに
改めて感謝したい。
子供の成長に合わせて活動の形を変えながら
どうにかここまでやってこれた。
こんな豊かな時を過ごしていると
これからもきっと大丈夫だろうと思えてくる。
何かを掴み、得ることに必死になるよりも
何かを手放し、人生に余白を持つことが
心の余裕、安らぎ、健やかさに繋がる。
季節の移ろい、地元の自然に癒された週末。
こうして生きていられるのも森羅万象のお陰様。
合掌。
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