研究員、DrumsのYA-ちゃんです。
ドラムを始める時、最初に「?」になるのが、どうやってスティック持つの?って事。
大きく分けると2種類、トラディショナルグリップ(マーチングやジャズなどで多く見られる左右非対称の持ち方)とマッチドグリップ(左右ほぼ同じ)がある。
どっちが良いかはどんな音楽をやるかでしょうし、オールマイティにとなれば用法習得しておくと表現の幅が広まる。
また、マッチドグリップでも①手の甲が上を向くジャーマングリップ、②親指が上を向くフレンチグリップ、③中間のアメリカングリップなどとイロイロ持ち方がある。
グリップの種類参考ページ
どれか一つに固定しようとすると身体の使い方で無理が生じるので、叩く楽器の位置やニュアンスなどで使い分けする様になる。
30年近く前ですが、つのだ☆ひろ氏が言っていたのはクロス方向(右手なら左側)の楽器を叩く時はジャーマン気味、オープン方向(右手なら右側)ならフレンチ気味になるのは自然なスタイルだと言っていたのを聞いて、教則本とか鵜呑みにしない様にしようと思ったものです。
昔の教則本などはどれか一つにしないとダメみたいな感じを受けやすかったが、当時から一線で活躍しているドラマーはちゃんと使い分けしていたけど、なんでか本では触れてなかった。
最近は動画サイトで情報が沢山あるので、ずっとジャーマンでって人もいないでしょうけど。
で、このグリップですが、グリップ一つで出音が変わって来るんです。
同じ人が同じ楽器で同じ強さで叩く時に、グリップ変えただけでカタい音になったり、柔らかい音になったり、音量が変わったりします。
演奏中にはわからないかもしれませんが、そもそもドラムは集団の中では「雰囲気」とか「曲想やダイナミクス」を付けたりする楽器だったりするので、こういう誰もわからない所でなるべく音楽に貢献をとやってたりします。
私も少しずつ変えてたり、基本から外れた事をしてます。
一番「基本から外れた事」はスティックのどのあたりを持つか。
通常はバランスポイントがあってそこを持つのですが、時々長めに持ったりしてます。
最近では女性ドラマーが音量を稼ぐために長めに持つ人が多い様で、有名どころだと川口千里さんがエンドの近くを持ってたりします。
何故に長めといわれると、とあるスネアでオープンリムショットをする時に深くかけてやると鳴るので、長めに持たないとそこをショット出来ないから。
確か河村智康(カースケ)氏は常に深くかけていたと思います。
深く書けると、打点がセンターから数センチ外側になる。
昔、打痕がセンターからずれている事を「へたくそ」とバカにされた事もありますが、それでも変えずに深く叩いていました。
誰しも自分の楽器で自分の鳴らし方をすれば、誰にも真似出来ない音が出せるはずと思っています。
そんな独自の音を出せた時の喜びはひとしおです。
S.P.Y. Labも3人でしか出せない独自のサウンドを求めてやっていきたいトコロです。
そんなこんなで、ひとつよしなに。
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