日本語は難しい。
本来の意味とはまったくもって違う意味として、あるいは意味不明な解釈
によって使われる言葉が多い。
「リアル令嬢だと知って驚く女子アナTOP10」とかあるが、そもそも
この場合の「令嬢」とは?
辞書的な意味だと違うことがわかる。
他者の未婚の娘の敬称であったり、貴族階級の娘という意味には当てはまらない
解釈をしている。
いったい何をもって令嬢という言葉を使っているのか?
他者の娘だから敬称として?
だったら、みんな令嬢だ。
貴族階級でもない。そもそも日本にはもうそういう階級制度は無い。
唯一、皇族にならそれが当てはまるだろう。
「美人」と同じかと思いきや、美人の意味は広く解釈されるようになっている。
なので違う。
なかなか「美人」も乱用され過ぎだとは思うが、「令嬢」は都合よく使っては
その意味を成さないどころか、多くの人が意味をはき違えてしまう。
私は思う。
日本人はもっと言葉を大切にすべきだ。
なにも丁寧にと言う意味ではない。
その言葉の意味をちゃんと理解し、使い方を間違わないようにしてほしい
ということなのだ。
あるでしょ、使っていはいるが意味はよく知らないとか、調べてみたら自分が
思っていた意味とは全然違ったとか。
マスコミ(報道・文屋など含む)が率先して意味不明な使い方をしていてはいけ
ないと思うのですよ。
キャッチーな言葉が使いたかったのかも知れないが、そこは頭を使ってちゃんと
した意味の合う言葉選びをしないといけないんじゃないかな。