ふとある雑誌を見たら、1942年11月15日、第三次ソロモン海戦が行われたと書いてあった。
それって今から70年前の今日じゃん。
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  ↑ 戦艦 霧島 砲撃により機関が損傷、航行不能となり、自沈してしまう。
この海戦、南海のソロモン海で日本海軍とアメリカ海軍との間で3日間にわたって、展開された大海戦である。
それの最終日の戦況を久々、あおれんじゃあ模型劇場で・・。
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                ↑ 重巡 愛宕 小破する。
この海戦で双方とも大損害を出すが、日本海軍はここで挫折し、以後、日本軍は劣勢に追い込まれて行く。
太平洋戦争のターニングポイントとなった海戦と言われている。
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↑ 戦艦サウスダコタと重巡ポートランド 両艦とも大破、スクラップ状態になった。
海戦が起きた海域はガダルカナル島北方のソロモン海の海域、3次というので数回の海戦が起きている。
50㎞四方ほどの狭い海域だが、現在の名前は「Iron Bottom Sound」(鉄屑海峡、または鉄底海峡)。
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名前の通り船の墓場、
この海域だけでも日本軍の軍艦、輸送船等の艦艇が17隻、連合軍の艦艇26隻が沈んでいる。
 
もっと海域を広げれば、日本軍の艦艇50隻、連合軍の艦艇40隻が沈み、航空機は2000機以上が落ち、島を含めて、10万近い人間が死んでいる。
 
戦艦 ワシントン 霧島を撃破するが、 愛宕の砲撃で小破⇒
 
ここで体力を使い果たした日本軍は敗退の道をたどり、ここで持ちこたえた連合軍が工業力の違いによる体力回復時間を稼ぎ、攻勢に回って行く。

この第三次ソロモン海戦の最大の特徴は戦艦同士の打ち合い。
海戦は夜戦で行われ、敵か味方の識別もできず、同士討ちも発生するほどの大乱戦となった。
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第二次世界大戦は戦艦の時代は去り、空母が主役になり、戦艦同士の撃ち合いはあまりなかった。
 
この海戦での主役は霧島、サウスダコタ、そしてワシントン。
 
霧島は沈没し、サウスダコタはスクラップとなり、ワシントンは小破する。
 
←サウスダコタを砲撃する霧島
 
 
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    ↑ 霧島と愛宕からつるべ撃ちにされるサウスダコタ
3日間の海戦で日本海軍は6隻、アメリカ海軍は10隻が沈没、双方に2000人の戦死者が出たという。
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↑ 日本空母 隼鷹 海戦時、日本海軍が運用できた唯一の空母、
南太平洋海戦ではアメリカ空母ホーネットにトドメを刺し、これを撃沈する殊勲を挙げた。
しかし、夜戦では活躍できず・・
 どこかのキ印の国は最近中古空母を手に入れたとはしゃいでいるが、日本はその70年前にすでに↑のような優れたデザインと機能の空母を運用していたのである。
 
詳細 
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AC%AC%E4%B8%89%E6%AC%A1%E3%82%BD%E3%83%AD%E3%83%A2%E3%83%B3%E6%B5%B7%E6%88%A6にて