小泉八雲とその妻セツを描いた朝ドラが明日で終わります。
夫ヘブンさんは胸の病で逝去しました。
生前の夫が最後に書いた「怪談」が外国でベストセラーになったと信じていたのに
来日した編集者の女性が「あれはベストセラーなどではなかった。彼の大きなチャンスだったのにあんな子供向けのような本を書くなんて・・」と語る真実に愕然とする妻トキ。
夫は本への酷評を隠し、落ち込みながらも「あれはベストセラーになった」と家族に話していた。
「あの怪談は、私にもわかるような内容のものを書いてくれるよう私が頼んだものだった」と、夫への懺悔の気持ちに打ちひしがれ、あれもこれも、夫の本意でないことを押し付けていたことが思い出される。。。
義母が亡くなった直後、義父は「お母さんは幸せな人生を送ったね」としみじみ語っていました。
母も、父亡きあと「お父さんは前の晩『ああ、僕は幸せだった~』と言っていたのよ」と何度も話していました。
自分は伴侶として伴走者として、相手の人生を少しでもいいものにできたのか。
相手は幸せに生きた、と思いたい。
誰しもそう思っている。
私も主人には、思ったより早く居なくなってしまったけれど、やりたいことは徹底的にやったのでは?と思っているし、私も、思いもよらない介護生活とその幕引きに翻弄された感はあるものの、主人にできることは全部やったし、人生とはこういうものだ、と受け入れているとことがあります。
でも今の朝ドラの、トキの気持ちは痛いほどわかります。
あの人は東京へ来ることな望んでいなかった。
あの人は初出勤の日、着物を着て行きたかったのに、私が周囲の事を考えて無理やり洋服を着させた。
あの人の人生を私が大きく変えてしまった。
見返りを期待してやったことではなくて相手のためと思ったことなのに。
長い時間を経た息子への思いが重なります。
あの時のあの判断、あの選択。
あと1日、最後の明日1回で、トキの心は救われるのか。