トランプ米大統領は、イランへの大規模攻撃を2週間停止することに同意...
米国とイランは2週間の停戦で合意しました。イランによるホルムズ海峡の通航再開と引き換えに米国とイスラエルが軍事作戦を停止する見込みです。トランプ米大統領は7日、SNSでイランとの2週間の停戦に合意したことを明らかにしていました。これに先立ち、仲介国のパキスタンが、イランにホルムズ海峡の再開を求める期限について2週間の延長を要請していたとのことです。2週間後はどうなるのか...今回の合意により、6週間に及ぶ戦争の終結に向けた長期的な合意を模索する時間が確保されます。トランプ大統領は、SNSへの投稿で、今回の合意はイランが「ホルムズ海峡を完全かつ即時、安全に開放することを条件とする」との認識を示し、同時に「イランへの爆撃と攻撃を2週間停止することに合意する。これは双方による停戦となる!」と強調しました。イランのアラグチ外相は声明で「2週間の間、イラン軍との調整を通じてホルムズ海峡の安全な通航が可能になる」と指摘し、イランに対する攻撃が停止されれば、イラン軍も「防衛作戦を停止する」と述べたとのことです。ホワイトハウス高官によると、イスラエルも停戦に合意していとのことです。トランプ大統領の発表を受け、原油価格は急落しました。発表は、イランがホルムズ海峡を開放しなければ大規模な軍事攻撃に直面するとしたニューヨーク時間7日午後8時(日本時間8日午前9時)の期限の約1時間半前でした。もっとも、最終的な合意が難航する可能性もあります。トランプ大統領は、米国がイランから10項目の提案を受け取ったとし、「交渉の土台として機能する内容だ」と説明するにとどめました。10項目の内容はあきらかになっていません。またもや「TACO(Trump Always Chickens Out=トランプ氏はいつもおじけづく)」まもか...トランプ大統領にとっても、戦争の長期化は避けたいところです。ホルムズ海峡の武器化イランはホルムズ海峡を封鎖することで、原油価格高騰という手段を手に入れ、それは間違いなく確実に、米国を苦しめています。トランプ大統領にとっても、秋も中間選挙を意識せざるを得ません。停戦合意の詳細や実効性については依然として不透明な点が多いと言わざるを得ません。それでも今回の判断は、少なくとも現時点では、発電所などの民間インフラを含めて攻撃対象を拡大するとの脅しからトランプ氏が後退した最新の事例となりました。今後の焦点はホルムズ海峡を船舶が安全に通過できるかです。ここ数週間も一部の船舶は海峡を通過していますが、イランが敵対的とみなす、あるいは米国やイスラエルの攻撃を少なくとも黙認したとみられる国の船舶は概して含まれていません。料っ国の愛団に入ったのが、パキスタンのシャリフ首相です。シャリフ首相はトランプ大統領に、イランとの交渉期限を2週間延ばすように要請していました。自身のX(旧ツイッター)で明らかにしたものです。 中東で続く戦争の平和的解決に向けた外交努力は着実に進展しており、近い将来に実質的な成果を導く可能性を秘めている...シャリフ首相の投稿です。その上で「パキスタンはイランに対し、その2週間はホルムズ海峡を開放するように要請する」との考えも明らかにしました。すべての当事者に対してもあらゆる場所で停戦するよう強く促すと訴えました。トランプ大統領が、交渉期限を2週間延長するとのパキスタンの提案に同意したとのヘッドラインで、円が対ドルで159円前半で推移しました。いったんは最悪の事態は免れた...ドルの上値が下がったとは言え、この先の状況はまだ予断は許さず、円は対ドルで、158円台後半にとどまるとの見方もあります。米東部時間7日夕(日本時間8日朝)のシカゴ・マーカンタイル取引所(CME)で日経平均先物6月物が大幅上昇し、一時7日清算値比で約2000円高の5万6000円台をつけました。8日の東京株式市場で日経平均株価は大幅に続伸して取引を開始しました。前日比の上げ幅は一時2000円を超え、節目の5万5000円を上回る場面がありました。中東の混乱が和らぐとの期待感から買いが入ったと思われます。2週間の停戦に合意を受けて、金相場は8日に上昇しました。イラン情勢の停戦報道を受け、市場の過度なリスクオフが和らぎ、日本の長期金利は一時低下(2.355%付近)し、上昇圧力が落ち着く兆しを見せています。全体的に言えることですが、完全な終結には不透明感が残り、原油価格やインフレ懸念が続く限り、金利は高止まりしやすい展開が予想され、株価の下落圧力も考慮しなければならないでしょう...らぽ~るマガジン第670「外交の“もつれ”が日本の生活と医療を揺るがす」 - まぐまぐ!************************************* らぽ~る・マガジン 第670(2026.4.6) -情報を通じての皆様との架け橋- ************************************* 目次 1,今週の重要指標&予定 2,わかりやすい経済のはなし &マーケット分析 ○先週の動…mypage.mag2.com