老後資金準備を気にする人は、基本的に日々の生活に困っていなくて、将来設計と日々の生活を切り離して考えられる人だと思います。

 

毎日の生活に汲々としている人には、そもそも心にゆとりが持てないと言うか、将来のことを考える余裕すらないでしょうね。

 

そんな状況で「今から老後資金を積み立てよう」「新NISAでつみたて投資をしよう」と言っても、なかなか響かないでしょう。

 

やらなければならないことはわかっているのですが、そもそもの投資資金がないのですから。

 

多くのファイナンシャルプランナーや金融機関の人たちの「顧客」は、投資資金を準備できる人であり、日々の生活は自分でなんとかできる人たちでしょうから、生活困窮者は、彼らの範疇にはないように思えます。

 

世の中にある「投資ストーリー」、老後資金準備なり、長期投資推奨なり、つみたて投資の実践なり、すべて「生活は自力でなんとかなる人たち」に向けての話になっています。

 

毎日の生活がままならない人たちには、彼らのようなコンサルタントは無力です。

 

そもそも金融機関は、資金を持っている人に対して商売をしています。

ファイナンシャルプランナーは、相談料が払える人相手に商売をしています。

 

よく考えたらそうですよね。

 

自力で、毎日の生活はなんとかしなければなりません。

それでも厳しいようなら、ぜひ生活保護の申請を行いましょう。

 

でも生活保護を受けている人は、株式等投資信託も含め所有することはできません。どうやって今の状況を、抜け出さばよいのでしょうね。

 

投資資金が少ない人ほど、投資でリスクを取らなければなりません。投資資金を十分に出せる人のロジックでリスクを考えると、永遠に資金は殖えませんからね。

 

投資資金がある程度の額なら、同じパーセントでも発生する収益の絶対額が大きくなります。少ない投資金から得る収益の絶対額を大きくするには、レバレッジをかけて投資資金を大きく膨らますしかありません。

 

考えようによれば、レバレッジは、投資資金が出せない人の「味方」になります。

 

投資に関する、一般世間で常識のように言われていることは、一度リセットする必要がりますね。

 

このブログでも整理して、「危険だ」とする誤解を解くようにしたほうが良いかもしれませんね...