「リスクがある」状態とは、一言でいうと「先が見えないこと」です。それも、普通に考えれば、先行きが見えない状態は、時間経過とともに増してくるものです。
つまり、投資する期間が長期間のほうが、短期間の投資よりも「リスクが大きい」と言えるのです。
運用の世界で「先が見える」というものは「定期預貯金」になります。
「定期預貯金にはリスクがない」と表現されるのは、利息額というものが将来にわたり決まっている状態であるということです。
いくら時間が経とうとも、遠い未来までリターン額は見通すことができます。
先が見えない状態は、時間が解決してはくれません。むしろ“先行きの不透明さ”は、時間経過とともに増すものですよね。
したがって長期の投資のほうが、短期の投資よりも「リスクが大きい」ということになります。
ITバブル崩壊のときも、リーマンショックのときも、コロナショックのときも、マーケットにさえいなければ資産は目減りすることはないのです。
マーケットにいなければ、リスクに晒されることはないのです。
長期投資と構えてマーケットに長く滞在することで、リスクにさらされる可能性は高まるのです。
「短期投資のほうが長期投資よりもリスクが大きい」と思い込んでいるのは、なぜでしょう...
短期投資は、短い期間で大きな収益を上げることから“ギャンブル”をイメージさせるのでしょう。
そもそも短期間で大儲けして、何が悪いのでしょうね...
短期間で収益を得るのは“ギャンブル”
日常生活では見ることもないほどの金額を稼ぐのは“ギャンブル”
きっと多くの人は、こういう思い込みが抜けないのでしょうね。
人は、自分が経験したことから外れた事象、自分の想像を超える事柄、自分の生活の中では見たことのない金額、そういったものは「認められない」という思いが強くなるようです。
だから人が、いいわゆる“成功”している状態を「異常」とか「ギャンブル」などに置き換えちゃくなるので。
ありえない
普通では無理に決まっている
だから“普通”でないことをしたに違いない...
冷静に、客観的に、論理的に物事は考えましょう。
感情だけで物事を捉えないようにしましょう...
時間が経過するとリスクは増すもの、従って長期投資の方が短期投資よりも“リスク”が大きくなる...これは「事実」です。
りすくにさらされないようにするには、マーケットに長く滞在しないことです、それが“リスクヘッジ”になります。
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