投資で負ける人のパターンは皆同じで
利確はこまめ、損失は放置
つまり「コツコツ・ドカン」のパターンが多いです。
「プロスペクト理論」というのがあります。
難しい表現では「不確実性下での意思決定を行う際に、人間本来の認知バイアスを取り入れた意思決定モデル」とネット上での解説がありますが、ようは、行動レベルでの人間の本能を表しているとでも言うか、利益と損失の前で人が取る行動は本能に従えば決まってくるというものです。
つまり、人は利益が出るとすぐに利益を確定したがるものなのです。
逆に損失に対しては、認めたくはないのか、なかなか損切りを行わないものだということです。
投資やトレードに“勝つ”ためには、この人間の本能からに逆らった行動を取らなければならないということです。
だから、投資やトレードは「難しい」と言われるのですね。
そもそも人間の本能に逆らう行動を取るというのは、何回かは意識すればできるとしても、ふとした気の緩みやなんとなくの行動では、必ずと言っていいほど、本能に従ってしまいます。
大勝ちした後のトレードでは特に、大きく損をしがちなのはそういうことですね。
一度でも本能に従った行動をとる、つまり、利益があるからといって損失を放置してしまうことが、命取りになってしまうことがよくあります。
どなたも、経験済みなことではないでしょうか。
大体の負けパターンはこれです。
じゃあ投資やトレードで勝つためには、「プロスペクト理論」をよく理解して、本来ヒトが取ってしまう行動を強く意識して、それとは逆の動きを心がければよいということになります。
本能に逆らう行動...
だから投資やトレードでは「メンタルが重要」と言われるのですね。
スキャルピングという手法は
混沌とした“カオス”状態のマーケットに長く滞在することがリスクである
という観点から、利益が出たらすぐに刈り取る手法です。逆に損失が出たら、損失額が少ないうちに損切りしてしまうという手法でもあります。
一回一回のディールに固執することなく、とになく回数をこなしてトータル・プラスを目指す手法です。
考えてみれば、スキャルピングという手法が、「プロスペクト理論」を理解したうえでの、投資やトレードでの必勝法に一番近いと言えそうですね。
利益や損失額を全く無視する「長期投資」も、ある意味、「プロスペクト理論」を超越した思考と言えるのかもしれませんね。
価格変動を気にしないのが「長期投資」だというのは、そういう事かもしれません。
損失額を気にしないと同時に、利益額も気にしないのですね。
長期投資は、人間の本能を戦う必要がないとも言えそうですが、投資結果は「出たとこ勝負」の要素満載とも言えそうですね。
スキャルピイング手法を極める...
キャッシュフロー改善のためのトレードには、必要な知識なのかもしれません。