今週は重要な経済指標発表が目白押しで、とうとう最後に日銀金融政策決定会合を残すのみとなりました。

 

この一週間で、米国のインフレ鈍化が表面化して、金融政策も「年内1回の利下げ」を示すことになりました。

 

日本の金融政策では、バランスシート改善のために、国債買入れ額を減らす方向で検討するようです。

 

それゆえ今週の為替市場は、「円高・円安」が激しく入れ替わる状況になりました。

 

長期投資を決め込んでいる人は、目先のマーケットの激し変動は気にしないのでしょうね。

 

“利益の源泉”とも言える「ボラティリティ」が大きいことが、短期投資家にとってはチャンスが多い一週間だったということになるのでしょうね。

 

そもそも投資やトレードは「値幅」を取りに行くものです。

 

投資信託なり個別株なりを買うスタンスであれば、買ったときからどれだけ大きく値が上がるかが大事になってきます。

 

だから、価格は大きく変動するほうが、チャンスがあるということになります。

 

投資家やトレーダーにとっての「落語家の“あくび”」にあたる殺人兵器は「凪」ですからね。全く価格が変動しないときほど、投資家にとって苦しいときはありません。

 

価格が大きく変動するから投資は危ない...というロジックは、全くのナンセンスなのです。

 

ボラティリティ大歓迎です。

 

相場(マーケット)には「方向性」というものがあります。それを読み解くのがファンダメンタルズ分析なのですが、価格は一方向に動くのではなく、上がったり下がったりして、ある方向に向かっていくものです。

 

その「上がったり下がったり」を取りに行くのが短期投資

大きく「方向性」を読んで大きく取りに行くのが長期投資

 

 

だから長期投資には「含み損」はつきものなのですね。

 

つまり長期投資の「キモ」は、含み損の耐えることにあるのです。

「方向性」を読み間違え内容にすることが大事ですけどね...