生豆価格改定のお知らせ<2024年5月15日(水)ご注文分より>

こういうメッセージを、ネットで見つけました。市場では、コーヒー豆の価格が高騰しているのです。

 

コーヒーの国際相場は、ベトナムやブラジルなどのコーヒー生産国の天候不順で減産が予想され、大幅上昇しています。

 

供給側の事情に加え、日本では円安加速も価格上昇の大きな要因となっています。

 

世界でドルで流通されているものを、円貨に直すと大幅な価格上昇になってしまいます。

欧米では「ロブスタ」が高騰を受けて、アラビカの使用料を増やす動きが見られ、それもコーヒー相場の上昇要因となっている...

こういうニュースが見られます。

 

コーヒー豆の一種である「ロブスタ」ですが、使用されるのは主に缶コーヒーなど工業用製品で、カフェなどで提供されることはあまりないそうです。

 

「ロブスタ」はアフリカ原産ですが、「アラビカ」種に不向きとされるアジア諸国での栽培が盛んで、中でもベトナムは、「ロブスタ」の生産高から、近年は世界第2位のコーヒー生産国となっているのだそうですよ。

 

それで、「ロブスタ」の価格が高騰していることで「アラビカ」の使用料が増えているということです。

 

「アラビカ」は、商業向けに栽培されているコーヒーで、原産地はエチオピアで、世界全体の生産量のうち、およそ6割程度はこのアラビカ種だそうです。

 

ベトナムなどでのコーヒー輸出量の大幅低下...

 

それでもコーヒーの需要は衰えず、価格が高くても取引されていて、「高値安定」状態が続いています。

有名な「マンデリン」も、今年不作で生産量が少ないこともあり、価格が高騰しているようです。

 

需給バランスの悪化、需要過多、供給が追いつかない...典型的な「インフレ」状態です。

 

供給側の農家も強気な姿勢を崩しません。それが商売というものです。


今後、いろんな品種で「品薄」状態が続くのかもしれません。

 

コーヒーは、多くの国民の“愛飲”商品です。

 

マーケットとして語れば、コモディティ価格は「地政学的リスク」にも敏感に反応します。

 

金(GOLD)価格は、イラン大統領・外相のヘリコプター事故を受けて高値を更新しています。

 

工業用品として需要が高い「プラチナ」価格も高騰しています。

 

その背景には、自動車向け触媒需要の増加、最大消費国である中国景気回復の兆し、供給側の事情、先進国の利下げムードで景気回復による投資需要が高まるなどの要因が考えられます。

 

ようは「需給」です。

 

物価高に見合った給料上昇が見られない日本では、そのうちコーヒーも「高嶺の花」になってしまうのでは、ないでしょうかね...