先週末の強い雇用統計結果を受けて、米国の金融政策は今後どのような動きになっていくのでしょうか...

 

「利下げはあるのか」「逆に利上げをするのか」といった観点で注目されるようになってきました。

 

利下げになると株価は上昇

利上げになると株価下落...

 

でも、利下げになっても、ドルが弱くなるのは考えづらいです。

米国景気の底堅さ、米国経済の強さが見られるからですね。

 

それでも金市場においては、利下げによる米国金利引下げはポジティブに働き、金価格は上昇してきています。

 

利下げに踏み切るのか、利上げに戻るのか...

 

重要な指標は原油価格にあるようです。

 

中東の不穏な動きによる地政学的リスクが意識され、原油価格が上昇してきています。これはコストプッシュのインフレに繋がります。

 

特に円安状況にある日本にとっては、かなり厳しいですね。

せっかく賃上げが実現したにも関わらず、物価高がされにすすめば生活は厳しくなります。

 

このようなときには、資産を持ってる人は優位になります。

 

リーマンショックでは、資産の価値が目減り、あるいはゼロになっていったのですが、コロナ禍ではフローが崩れ、むしろ資産を持っている人が助かっています。

 

この状況を「格差」と断じるには、ちょっと筋が違うようにも思えますが、資産を構築できない人がいるのも事実です。

 

資産構築においては、インフレ環境下においては株式投資が効率的と言えます。リスクを取った者にご褒美があるのは投資の常です。

 

リスクを取らないものが、リスクを取っているものに対して文句を言うのは“筋違い”のようにも思えます。

 

考慮すべき余地があるのは、相続や贈与による資産移動荷ではないでしょうかね...