「欲」の存在は悪いことなのか...

 

“強欲”と表現すれば悪いイメージが付きますが、“貪欲”となれば、ポジティブなイメージも読み取ることができますね。

 

「“欲”を持つことが行動の原動力になる」と言う人もいますね。

 

モチベーション・アップのためのアイテムになったり、明確な目標設定に使える要素も「欲」にはあると思います。

 

目標設定がわかりやすいですからね。

 

シンプルに「お金を儲けたい」と思うことは、なにも悪いことではないように思えます。

 

変な通俗道徳にようなものがあります。

 

労働以外で得る収入は“悪銭”である

額に汗をかかないで得るお金はすぐに消える

ギャンブルで得たお金は、ろくな使われ方はしない...

 

この変な道徳観って、何なのでしょうね。

 

「通俗道徳」とは、ネットに書かれていることをそのまま引用しますと

通俗道徳とは「人が人生で失敗したり貧困に陥ったりするのは、その人の努力が足りないからだ」とする考え方です。 江戸時代の後期に生まれたものとされます。 大事にされたのは、勤勉に働くことや倹約をすることでした。 努力する人が報われる社会が大事だとされる今の状況は、「通俗道徳のわな」にはまった状態に見えます。

あの~、努力は必ず報われるものではありません。すべての努力が報わるという、そんな単純な社会にはなっていません。

 

でも、努力いしなければ報われないのも、事実です。

 

「努力が全て報われる」と教えたら、「こんなに努力しているのに何故...」と自暴自棄になり、最悪は犯罪に発展しけない思考になりますよね。

 

ある意味、私たちは、この通俗道徳と戦わなければならないところがあり,かなり厄介です。

 

昔の教育を受けている人に、無意識に通俗道徳が植え付けられていて、それが世代間論争というか、世代間の争いになることがあるように思えます。

 

話はそれましたが、「欲」をそういった考えを通してみれば、全てが悪い物になってしまうのでしょうね。

 

食欲、出世欲から、成長欲、発展欲、知識欲まで、いろんな「欲」があります。

 

「欲」をひとかたまりに論じるのは、非常に危険ですね。

 

お金を稼いで何が悪いのか...

 

アベノミクス以降、円安が加速して、いずれはインフレになることを見込んで株式投資をしている人の、何が悪いのでしょうか。

 

株式投資をしている人は、自分でリスクを取っています。

 

リスクを取らない人が、リスクを取っている人に対して批判するのは、どういう正義がそこにはあるのでしょうか。

 

この「正義」というものも、厄介なのですがね。

 

株式投資をしている人としていない人との間に、資産格差が生じるのは“当たり前”のことです。

 

妬み嫉み、お金を儲けている人は悪だという観念は、もう勘弁してもらいたいですね。

 

株で儲けている人も、卑屈にならないで、堂々と「投資で儲けている」と胸を張りましょう。

 

いつも額には“冷や汗”という、身の毛もよだつような汗をかいているのですから...