自民党総裁選挙は、岸田文雄元政調会長が、決選投票の末、新しい自民党総裁に選ばれました。

 

第一回目の投票で、1票差ながらもトップとなりましたが、それ以上に驚いたのは、議員票数で、高市早苗元総務大臣の票が、河野行革担当大臣を上回ったということです。

 

昨年の、フルスペックでない選挙方式なら、河野行革担当大臣は、決選投票にも残っていなかったことになりますね。

 

河野氏は、下馬評ほど票が取れなかったのは、自軍からの裏切りがあったからですかね。

 

まあ、国会議員は、その後の境遇を考えると「勝ち馬に乗る」のが基本ですから、今の状況では誰が勝てそうか、風を読んで自分の投票を考えるのでしょう。

 

選挙後の閣内処遇も大事ですが、その後に控えている総選挙のほうがもっと大事です。

 

選挙に弱い議員は、自民党の顔が誰になるかはすごく気にしているでしょう。

 

世間の河野評が微妙にずれてきたことを考え、河野氏の改革者としてのイメージも薄れてきて、それよりも河野氏が総理になって、国会で原発問題を問い詰められることのほうがイメージが悪くなると判断したのでしょうかね。

 

安定の自民党というか、冒険をするよりも変わらない方を選んだのでしょうかね。

 

派閥の動きは岸田氏に流れ、重鎮たちは岸田氏支持に回ったわけですから、その流れで自分の立ち位置を決めたのではないでしょうかね。

 

菅総理は、最後の仕事として緊急事態宣言を解除しました。まん延防止措置への移行も行いませんでした。その代わり、飲食店には、夜8時までの酒類提供を控えるように要望しました。

 

何が違うのでしょうね。

 

たんに総選挙前だから、緊急事態宣言もまん延防止措置も出ていない状態にしたかったという音ですかね。

 

選挙が終わったらまた宣言するとか。

 

選挙のため

オリンピックのため...

 

ねえ、「国民のため」というのはどこに行ったのですかね...