昨日は情報誌「ら・ぽ~るマガジン」配信日です。

 

経済・マーケットのテーマは「真水で10兆円規模の補正予算」

 

政府は経済対策の柱に

   災害からの復旧・復興
   海外発リスクへの対応
   東京五輪・パラリンピック後の経済活力維持

を掲げています。一部抜粋しますと...

10兆円規模の補正予算で、外国人投資家を日本市場に呼び込むことができるのでしょうか...

    10兆円規模が必要だ...

相次いだ台風・大雨被害の復旧や海外経済の減速による景気の下振れ対策などを柱とするなら、これくらいは必要だ...二階俊博幹事長や世耕弘成参院幹事長は、前回2016年の経済対策(13.5兆円)に迫る追加歳出を確保し、景気の下支えを図ろうとしています。

景気の先行きに不透明感が強まるなか、大型の経済対策を通じて企業の生産性向上や個人消費を下支えする狙いのようです。

ただ大型の赤字国債発行が伴うことで、財政再建を重視する財務省からは「規模ありきだ」などと懐疑的な声が出ているようです。

国・地方の歳出は計7兆円超。国が民間事業に低利融資する財政投融資の3兆円超と合わせ10兆円を上回る財政措置となります。

必要な財源は、月内に編成する2019年度補正予算案と2020年度当初予算案に振り分けて計上します。

2019年度補正予算案と20年度当初予算案の一般会計に5兆~6兆円を計上、税外収入である財政投融資や外国為替資金特別会計なども活用し、財源を確保するとしています...

政治・時事のテーマは「中曽根康弘元総理死去、その人生の功罪を考える」

 

先ごろなくなった中曽根元総理の足跡をたどるものとなっていて、今の安倍政権にも似ていることを指摘しました。

 

目次としては

 

○自主独立から対米追随へ...?
○墓場まで持っていく...
○国鉄民営化の舞台裏
○売上税の顛末

 

ここから一部抜粋です。

大勲位、中曽根康弘元首相がなくなりました。101歳、大正、昭和、平成、令和
の4世代を生き抜いた政治家ですね。

旧帝国海軍所属、戦後内務省勤務のエリートです。

戦前の内務省(GHQにより廃止)は、官庁の中の官庁、官僚のトップに君臨する
省庁で、警察組織を牛耳っているだけでなく、地方行政、土木、衛生、国家神道
、国家の根幹の大半を握る官庁です。

初代内務卿は大久保利通です。

国の内部を握るのが内務省、政策を握るのが大蔵省...と言われていました。

内務省出身の政治家は特別なものでした。

中曽根康弘元総理は、その内務省出身の政治家のです。

内務省の最後の生き残りが、元警察官僚の亀井静香元衆議院議員で、思えば亀井氏は、江藤隆美氏と中曽根派を引き継いでいますね。

   国鉄、電電公社、専売公社の民営化
   ロン-ヤスに象徴されるレーガン米大統領(当時)との蜜月ぶり
   現職総理初、靖国神社公式参拝
   対米の武器輸出三原則の緩和
   日本の軍備強化 軍事費GDP1%突破に挑戦

中曽根元総理の功績として紹介されていますが、なにやらいまの安倍総理に、か
なり雰囲気が似ていますね。

   中曽根内閣のスローガンは「戦後政治の総決算」
   第一次安倍製嫌悪スローガンは「戦後レジームからの脱却」

でした。

   中曽根内閣は田中角栄が作った...

田中派なくして中曽根康弘氏は総理大臣はなれなかったですね。

佐藤栄作氏が後継者の福田赳夫氏を押す動きを察知して、佐藤派五奉行であった田中角栄氏は、派内派を結成したのが田中派で、後に自身も、子飼いの竹下登氏に派内派を作られるのですから、歴史はなんとも皮肉ですね。

佐藤栄作氏総裁の次の総裁選挙では、福田氏有利と言われていた中で、中曽根氏の寝返りで田中角栄総理が誕生しました。

後に言う「角福戦争」の始まりです。

田中角栄氏と中曽根康弘氏は昭和47年の初当選同期だけでなく、年も同じです。 

ただ党内勢力、力の差は圧倒的でした...

このあと、「ロン-ヤス」の日米関係と、国鉄民営化の舞台裏などを細かく伝えています。

 

国鉄民営化に関しては、巨額赤字と年金とのからみを紐解きました。

 

「墓場まで」持って行くという都市伝説の話題は、日航機123便墜落事故にまつわる噂を取り上げました。

 

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