昨日のNY株式市場は、三指数とも下落しました。米政府機関一部閉鎖が長期化するとの懸念から株価は下げているとされています。

 

シティグループの10~12月決算は債券トレーディング収入が21%減少し、7年ぶりの低水準となりました。ただ最高財務責任者(CFO)は、トレーディング環境が1月に入って改善し始めたと発言、株価は取引直後に1.8%安まで下げましたが、その後は大きく回復して4%高となりました。10~12月は合併・買収(M&A)助言の収入が47%増となるなど、明るい材料もあったとのことです。

 

15日はJPモルガン・チェースとウェルズ・ファーゴが発表予定となっています。

 

メイ英首相は、異論の多いアイルランド国境を巡る「バックストップ」に期限を設ける修正案を支持するか検討していると報じられています。欧州連合(EU)は明確な期限設定を再三にわたって拒否、英議会は15日に首相の離脱案の採決を行い、これを否決する公算が大きいとされています。ポンドの動きに注意が必要ですね。

 

ロシアのラブロフ外相は領土問題を巡り、日本との間には「依然として著しい相違」があると述べたとされています。モスクワで河野太郎外相と会談後、平和条約の交渉を進める前に日本政府は北方領土の主権がロシアに帰属していることを認める必要があると言明、ロシア大統領府は、プーチン大統領と安倍晋三首相が22日にモスクワで会談すると発表したと報じています。

 

北方領土問題進展はどうなるのでしょうね。

 

昨日、情報誌「ら・ぽ~るマガジン」を配信しました。厚生労働省の毎月勤務統計に関する不適切調査の検証と、JOC竹田会長疑惑について書きました。

 

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       らぽ~る・マガジン 第347号(2019.1.14)
    -「らぽ~る」は、情報を通じての皆様との架け橋です-
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    目次
     1,今週の重要指標&予定
     2,わかりやすい経済のはなし
        ○NYダウの推移
        ○日経平均株価の推移
        ○今年の10大リスク
     3,いま話題のニュースの裏側
       厚生労働省「毎月勤労統計」に不適切な調査が…
        ○その「不適切」な方法とは
        ○問題発覚の経緯
        ○不自然な賃金上昇
       JOC竹田会長に東京五輪誘致疑惑に関する捜査の手が…
     4,今週の相場シナリオ(私見)
     5,よもやま話~近況

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