昨日のNY市場は反発しました。

 

NYダウは、寄り付きは前日比プラスでしたが、その後値を下げ、一時500ドル近い下げとなり、まだまだ調整が続くのかと思った矢先に上昇に転じ、再び前日比プラスになり、終値は330.44ドルも上げました。

 

結局24190.90ドルで引けました。

三指数ともプラスとなりました。

 

原油価格は続落です。

 

WTIは5カ月ぶりの大幅安となり、今年初めて1バレル60ドルを割り込見ました。米原油供給の拡大に加え、株式相場の荒い値動きを背景に原油への売り圧力が強まったと報じられています。

 

金相場も下落です。週間ベースでは2週連続安となりました。米国と英国の利上げペースが速まるとの観測を背景に、金連動型上場投資信託(ETF)を通じた保有量は昨年7月以来の大幅減少となりました。

 

米10年債利回りは2.85%と、金利上昇の流れは変わらないようです。債券が売られています。

 

ドルは全体的に買われる動きで、ユーロ/ドルチャートは右肩下がりで1.2247ドルで推移しています。ドル/円は円高で、一時108円ちょうど近辺まで円買いドル売りが進んだ後値を戻し、108.78ドルで推移しています。

 

昨日は一応教科書どおりの動きとは言えますかね。

 

株が買われ債券が売られ、ドルが買われ原油と金は売られたということです。

 

投資家の給付度合いを表すVIX指数は30を割り込みました。S&P500のボラティリティからなるこの指標が、そもそもの株価暴落の原因と言われていましたが、昨日一日でも一時は40を超えていました。

 

2017年とは打って変わってボラティリティが高い相場になっています。昨年のボラティリティの低さの反動が株価暴落を誘発したとも言えそうです。

 

世界的株価暴落のときでも、上昇している銘柄はあり、それを見つけて儲けているトレーダーもいます。一方休むも相場と決め込む人もいます。

 

昨日のNY市場の流れを確かめるのは、月曜日が東京市場はお休みなので、夕方の欧州時間からとなります。為替には注意しておきましょうね...