昨晩発表されたアメリカの12月小売売上高が市場予想を下まわりました。年末商戦だけを見れば、前年同期比で4%増加でした。為替はこれに反応し、ドル/円は116円台前半まで円が買われました。

世界マーケットが一時的にリスク・オフ傾向となっていることから、通貨間取引では円が買われる動きが強まっていました。やはり昨年末から予想していたとおり、年初は円高に触れましたね。

ここまでくると、多くの専門家はドル/円115円台を予想し始めますが、マーケットは専門家の予想に反した動きをしがちです。あまのじゃくそのものですからね。

ニューヨーク株式市場はまたもや大きく値を下げました。原油安もあり商品市場が下落、産業活動を占う銅価格の下落を嫌気したようです。

株式投資をしているから株価しか見ない、為替取引をしているから為替価格しか気にしないというのは良くないことです。投資は市況全体を把握することが必要です。特に商品市場は先行市況で、商品が動けば株価は動くとまで言われる大事な市場です。

ただ市場規模が小さく、少しの需給のバランスで大きく値が動きます。商品先物市場のボラティリティを見ればおわかり頂けるでしょう。

それ故株式市場は、アルミ大手のアルコアの株価を気にするのです。決算発表一番手でもあるので、アルコアはさらに注目度を増していますけどね。

非鉄金属(銅、アルミ、ニッケル)は、多くの投資家がその値動きを注目しています。その中の銅相場が5.3%安となったことが株式市場を冷やしたのです。

この大荒れ相場はいつまで続くのでしょう。

下げの要因となっている原油安は、少しは改善するような動きも見られないことはないですが、まだまだ金融市場に安心感を与える動きではありません。

ようはマーケットは需給のバランスですから、今週末アメリカSQ、大注目の来週のECB理事会、ギリシャ選挙あたりが反転の切っ掛けとなりやすいですね。

そこまではじっと耐える相場状況ですが、その先を考えると、やはり基本スタンスは「押し目は買い」、もちろん余力があればの話しですけどね...