2021年の韓国のドラマです。
人気があることは以前から存じておりました。
いまブログ主はNetflixで「涙の女王」を見ているのですが、8話に弁護士ヴィンチェンツォが登場しまして、ソン・ジュンギのそっくりさんかと思ったらなんとご本人のカメオ出演でした。
そのシーンがなかなか面白かったので、Netflixを契約しているうちに本家「ヴィンチェンツォ」も見てみようと思いました。
視聴のきっかけはいろいろです。
ドラマに別のドラマのキャラクターを登場させるこの手法は視聴者も楽しく、効果もあると思います
このブログにはネタバレがありますので未視聴の方はご注意くださいませ。
全20話とボリュームがありますが、あっという間です。
もっと見たかったくらい。
まだ見てない方はぜひ見てくださいな
ヴィンチェンツォ・カサノ
イタリアンマフィア、カサノファミリーの顧問弁護士(コンシリエーレ)を務める韓国系イタリア人
ソン・ジュンギ/1985年9月19日(38歳)
主人公のヴィンチェンツォを演じているのは、みなさまご存知ソン・ジュンギです。
「太陽の末裔」では軍服姿がイケメンでしたが、このドラマではイタリアの何とかというブランドの高級スーツをさらっと着こなすイケメンぶり。
イケメンは何着てもイケメン
ところでブログ主はソン・ジュンギとヨ・ジングを混同しがちです。
「怪物」に出てたの、どっちだっけ?というふうに。
ブログ主、韓国の俳優さんを混同しすぎ
ドラマは定番の弁護士ものをスケールでっかく爽快にした感じです。
ヴィンチェンツォは幼い頃にワケあって母親に捨てられ、韓国ではよくある国際養子縁組でイタリアに渡ったようです。
マフィアの顧問弁護士のヴィンチェンツォ、亡くなったボスと敵対していた組織の農園を派手に放火します。
かなりヤバいヤツです。
韓国でも製薬工場を豪快に燃やしますが、普段からライターをカチカチさせるのが癖で、放火したくてウズウズしている人にしか見えません。
ヴィンチェンツォは中国人マフィアが韓国の古いビルの地下に隠した金塊のために、韓国に帰国します。
癖の強い住人たちや、立ち退きを迫る愉快なチンピラたちとの丁々発止のやりとりがコミカルに描かれます。
とても面白いです。
ヴィンチェンツォの母親は冤罪で刑務所に服役中で、しかも末期癌です。
母親の国選弁護人ホン・ユチャンと交流しているうちに、いつのまにかヤバいヤツからなんだか良い人ふうにキャラクターが変わっていきます。
ホン・チャヨン
ウサン法律事務所の弁護士だったが父親の死後、事務所を引き継ぎウサンと対立する
チョン・ヨビン/1989年7月26日(34歳)
のちにヴィンチェンツォの相棒になるホン・ユチャンの娘のホン・チャヨンもはじめは大手のウサン法律事務所に所属する悪徳弁護士でしたが、父親が殺されてから良い人ふうに変わっていきます。
最初は好きになれないと思いましたが、美人なのにワルそうな顔やブサイクな顔も出来て、役にハマってました。
スタイルが抜群に良く、弾むような歩き方が可愛くて最終的には好きになりました。
調べるまで全く気づかなかったのですが「いつかの君に」のヒロインを演じてた女優さんだったんですね。
ヴィンチェンツォとのコンビとしての相性もよかったですけど、個人的には恋愛関係はいらんかったわー。
ヴィンチェンツォが戦うのはバベルグループとウサン法律事務所です。
チャヨンが言った、イタリアには犯罪組織はマフィアしかいないけど、韓国は全部(国会、検察、警察、官公庁、企業)がマフィアだという言葉が印象的でした。
そんな風土では、正攻法で勝負したって勝てやしません。
悪は悪で制す、ということでしょう。
ドラマの中で、味方だと思っていた検事が、土壇場で出世のためにバベル側に寝返りますが、そうなるともう誰を信じて戦っていいかわかりませんし、警察と検察が腐っていたら、法律なんて意味ないです。
ヴィンチェンツォはマフィアの流儀でこの検事を死ぬほどビビらせます。
実にスカッとしました。
ズンバが趣味の元検事のチェ弁護士に母親を殺されたときの報復方法もスカッとしました。
もちろんヴィンチェンツァも何度もピンチになりますが、あっという間に切り抜けるのでストレスなしです。
ヴィンチェンツォは非常にカリスマ性があり、男も女も虜にしていきます。
みんなヴィンチェンツォと仲良くなりたがり、ハグをしたがり、ヒョンと呼びたがり、ヒョンと呼んで欲しがったりします。
鳩さえも味方にしてしまうモテモテの魔性の男です。
アン・ギソク
ヴィンチェンツォファンクラブ会長、対外安全保障情報局海外犯罪組織対応チームのイタリア部チーム長
イム・チョルス
お母さんが殺されてしまったのは残念でしたが、その前に母子でしんみり話が出来て良かったです。
そのシーンは泣きました
ただ、一度くらいオンマと呼んであげて欲しかった。
チェ・ミョンヒ
元ソウル南東部地検特捜部の検事、ウサン法律事務所に弁護士として移籍
キム・ヨジン
大企業と大手法律事務所との戦いは熾烈でシリアスで、理不尽にあっけなく善人が殺されたりしますが、ドラマはあまり暗くならず、基本的にコミカルに進行します。
バベルグループに融資しようとした銀行の頭取がゲイで、ヴィンチェンツォが融資をやめさせるために色仕掛けするエピソードが面白かったです。
ゲイの恋心を弄ぶのはよくないと思いつつ、爆笑してしまいました。
遊園地デート、最高でした
頭取のファン・ミンソンを演じたキム・ソンチョル、ブログ主は初見でしたが、有名な俳優さんですかな。
最終話、刑務所でヴィンチェンツォの写真を見ながら「テ・ホ」と名前を呼んで泣くシーンでも笑わせてもらいました。
罪を償って社会復帰して、テ・ホと再会できるといいですね
ヴィンチェンツォがイタリアのマフィアの顧問弁護士だということがビルの住人たちにバレたとき、住人たちは楽団と横断幕を用意して歓迎しましたが、コンシリエーレをコーンサラダと間違って覚えて、ヴィンチェンツォに向かって「マフィアのコーンサラダ!」と連呼するのがおかしくておかしくて、思い出しても笑ってました
このキャラが強い住人たちも意外なスキルがあったりして、ヴィンチェンツォの力になります。
脇役の俳優さんたちが個性的で演技力もあり、素晴らしかったです。
個人的には事務長さんに最優秀助演賞を贈りたいです
ルックスは地味ですが、表情や台詞回しがいちいち面白い
チャン・ジュヌ
ウサンのインターンでチャヨンのアシスタントだが、実はバベルグループの長男チャン・ハンソン
テギョン/1988年12月27日(35歳)
ヴィンチェンツォの敵を演じていたバベルグループの会長チャン・ハンソンは本当に憎らしいキャラでしたが、演じていたテギョンは2PMの方なんですね。
この役、よく引き受けましたね。
プロ意識の高さを感じるほどの狂気でした。
それにしても韓国のドラマはサイコパスが多い。
チャン・ハンソ
バベルグループの会長
クァク・ドンヨン/1997年3月19日(27歳)
チャン・ハンソンの弟チャン・ハンソを演じたクァク・ドンヨンは「涙の女王」にも出てますが、どちらも似たようなキャラの金持ちのボンボン役です。
でも可愛げのあるイケメンで、憎めません。
ヴィンチェンツォに懐く様子がキュンでした
自分の会社が訴えられている裁判で、相手側の証人のヴィンチェンツォの身なりを整え「ファイティン!」と応援するの爆笑しました
可愛げが増すたびに、サイコパスハンソンに殺されちゃうのかなあと心配しながら見てましたが、やっぱり殺されてしまいました
ヴィンチェンツォ、もうちょっと真面目に助けてあげて欲しかったよ。
恋愛要素は要らないと思いましたが、最終話で一年ぶりにヴィンチェンツォと再会したチャヨンの表情から、この2人は結ばれないんだな、と思いました。
たとえ相思相愛でも、イタリアでマフィアのボスになったヴィンチェンツォとは生きる場所が違います。
チャヨンは父親の意思を継いで、これからも韓国で社会的弱者のための弁護士を続けるでしょう。
わかりやすくハッピーエンドにしなかったところが、むしろ素晴らしいと思いました
実はブログ主、「太陽の末裔」ではソン・ジュンギの魅力がわかりませんでしたが、ヴィンチェンツォはとてもチャーミングで大好きになりました
面白いドラマだったので、ぜひシーズン2を作って欲しいです。
*本文中、敬称略させていただいています。
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