Cupid's Last Wish(キューピッド・ラスト・ウイッシュ)、意味は「キューピッドの最後の願い」でしょうか。
シャレたタイトルですね。
2022年のドラマです。
ブログ主はU-NEXTで視聴しました。
全10話とコンパクトサイズで見やすいです。
あすみくは大好きですが、BLドラマなのかそうじゃないのかよくわからなくて、視聴後回しにしてました。
と書くと、BLドラマしか見ない女のようですが、そんなことないんですよ。
韓流ドラマや中華ドラマは男女の恋愛ドラマも見ますし、タイも非BLドラマを見ることはありますが、どうせならやっぱりBLドラマがいいのです。
さて、このブログにはいつものようにネタバレがありますので、未視聴の方はご注意くださいね。
登場人物
コン
ピラパット・ワタナセッシリ(アース)
1994年2月23日(29歳)
A Tale of Thousand Stars(2021)
ウィン
サハパー・ウォンラート(ミックス)
1998年7月22日(25歳)
A Tale of Thousand Stars(2021)
リン
プローイションプー・スパサップ(ジャン)
1995年1月5日(29歳)
SOTUS(2016)
ノン
ナワット・プンポーティンガーム(ホワイト)
1995年6月2日(28歳)
Theory of Love(2019)
感想
1話を見て驚きました。
男女の体の入れ替わりドラマとは知ってたのですが、思ってたのと、なんか違う。
ウィン(ミックス)とコン(アース)、仲良しなイケメン2人が力を合わせて牛のお産を成功させたシーンや、アイス食べながら微笑み合うシーンに「やっぱりあすみく最高だなあ」とうっとりし、この先も2人で仲良く牧場を営んでいくはずが、どっちかが女の子と身体が入れ替わってしまうコメディかな、と思っていたのですが、ウィンの父親の遺言で、コンが相続人の1人に選ばれていたことを知った瞬間にウィンの態度が豹変。
あんなに変わる人っています
たった数分前にコンのこと「家族同然」と言ってたくせに、「遺産が目的で近づいたのかっ」って、よくそんなヒドいことを友達に言えるわとミックスのことを見損ないそうになりました。
違う違う、あれはミックスじゃないのよ、ウィンよ、と自分に言い聞かせ視聴続行。
ウィンは妹にもお母さんにもヒドい態度です
どうやら人間性に問題がありそうですが、こんな主人公で大丈夫でしょうか。
この主人公を好きになれるか心配になりました。
ウィンは妹のリンと交通事故に遭い、肉体が入れ替わってしまいます。
「The Shipper」(2020)と同じですね。
タイで交通事故に遭うと肉体が入れ替わるのはよくあることのようです。
気をつけましょう。
ウィンは伯父のお坊さんに、7日以内にお寺を四つ回って聖水を集めてくるように言われます。
しかも、絶縁中のコンと一緒に行くようにと仰せです。
このルールは「Vice Versa」の「ポートキーを見つけて夢を見ること」というルールよりはわかりやすいと思います。
徳の高そうなお坊さんが言ってるんだし、間違いないだろうと、なんか知らんけど不思議と納得させられます。
ウィンは1人で行こうとしますが、お坊さんの予言通り次々に受難に襲われ、渋々コンと一緒に行くことに。
という流れで、本当は多分両想いなのになぜか絶縁中の2人の青年の仲直りロードムービーのはじまりです。
おら、わくわくすっぞ
ウィンはコンに怒っているせいもありますが、非常に我儘です。
お腹が空いているのに空いてないと言い張ってからドカ食いしたり、幽霊が怖いと大騒ぎしたり。
車の助手席にいても文句ばかり言ってうるさいですが、顔が可愛いためかやることなすことクソ可愛いです
ウィンがお菓子のおまけに貰ったお香を焚いてハイになったとき、車中でかかった曲に聴き覚えがあると思ったんですけど「マイ・スクール・プレジデント」でChinzhillaが歌ってた曲ですね。
タイの流行歌でしょうか。いい曲
が、そのお香のせいで、ウィンは森で迷子になってしまいました
そのあと、なんとウィンの魂が入ったリンの身体が生理になってしまったのは生々しいエピソードですが、ちっとも嫌な気持ちになりませんでした。
オープンで良いと思いました。
車の中でコンと口喧嘩して、生理のせいか情緒不安定になったウィンが泣いてしまいましたが、それも可愛い
言ってることは自己中で支離滅裂で、でも怒鳴られたら傷ついてしまう、そういう女の子っていますよね。
このドラマの脚本を書いた方はよくわかってるなあと思いますし、ミックスも演技が上手いです。
思わず抱きしめて慰めたコンの気持ち、わかります。
甘えるように抱きしめかえしたウィンがまたまた可愛い
コンの職場のホテルに食事に行き、コンを口説いている先輩に「付き合ってる」と嘘をついたのも可愛い
それって嫉妬じゃん、嫉妬なのよ
このドラマ見ながら何度「可愛い」と言ったことか。
聖水を求めてタイを旅しながら、打ち解けていく2人。
ウィンがどんなにコンを拒絶しても、コンは忍耐強く尽くします。
愛情がなければ、あんな態度の悪いウィンに一日たりとも我慢出来ないでしょう。
ウィンは自己中な青年ですが、妹のリンがコンを好きだと思い、お母さんもリンとコンの結婚を望んでいることから身を引こうとします。
自分勝手な性格に思えますが、一応、分別もあったんですね。
コンがウィンの父親の遺産を受け継いだことになにか理由があるんだろうとは思っていましたが、まさかコンとウィンを仲違いさせるためのお母さんの策略だったとは予想外でした
お母さん、やることが大胆ですね。
でも子供の友人関係、恋愛関係に、過剰な干渉はよくないと思います。
日本のドラマでも、肉体が入れ替わる話はよくありますが、タイも多いですね。
この設定、演じる俳優さんは難しいと思いますが、ジャンちゃんはすごく上手でした
まず、2人の兄妹設定に違和感がなかった。
タイはいろんな人種の人がいて、ドラマの親子設定、兄弟設定、まるで似てないことが多いですが、ジャンとミックスは色白の美男美女という共通点だけでも普通に兄妹に見えます。
魂がウィンのときのジャンちゃんの表情が、時々すごくミックスに似てると思いました。
まるで本当に乗り移ってたようでした。
アースが演じたコンはルックスも完璧ですが人柄も良く、まさにスパダリでした。
生理痛に苦しむウィンを労る姿には感動。
あんなんされたら好きにならずにいられませんわ
一方、ミックスが演じるウィンは、遺産のことでコンに怒る前から気性の荒い性格のようです。
そんなウィンを、なぜコンが友情を超えて好きになったのか本当に不思議です(顔)。
ただ、ウィンという男の子は強がって見せてはいるけど、本質はナイーブな甘えん坊だと思います。
弱味を隠して強がるところは見ようによっては健気でいじらしい。
守ってやりたくなるタイプです。
コンもそんなふうに思っているのでしょうか。
ウィンの相手が出来るのはコンしかいないと思うので、ウィンはコンに逃げられないようにせいぜい頑張って欲しいです。
スースーナ
ミックスは「A Tale of Thousand Stars」(2021)のティアンとは全く違うウィンを、魅力的に演じたと思います
ミックスじゃなければ、ウィンのことを好きになれなかったかもしれません。
主題歌もよかったです。
ストレスなく、笑えてキュンと出来て素敵なドラマでした。
やっぱりあすみくは尊い
■OST■
*本文中、敬称略させていただいています。
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