Happy New Year!

このブログ、もう3年半もやっています。

ダラダラと感想文書いてるだけのブログを読んでくださるみなさま、ありがとうございますお願い

3年半もドラマしか見てない自分に呆れますが、お正月休みもドラマ見ただけで終わりました爆笑


2024年、最初に見たドラマです。

2018年と少し前のドラマですが、評判がよくて以前からタイトルは知っていました。

ただ、1話があまりに暗くて、2回ほど挫折しましたアセアセ

昨年末、イ・ソンギュンの悲しいニュースを知り、やっぱり見ておかなければ、と思い再チャレンジ。

出だしは暗いドラマですが、最終的には大満足、素敵なドラマでした。


イ・ソンギュンと言えば「パラサイト半地下の家族」が有名ですが、わたしにとっては「コーヒープリンス1号店」のコン・ユの従兄弟です。

温和なハンサムで、低音イケボが印象的な俳優さんです。

詳しいことはわかりませんが、とても残念です。


IUは「麗~花萌ゆる8人の皇子たち~」で初めて見ましたが、自分が知ってる韓国の女優さんで一番可愛いと思いました。

このドラマの役は「麗~花萌ゆる8人の皇子たち~」の健気なヒロインとは全く違い、難しい役だと思いますが、可愛いだけではなく演技力も素晴らしかった!


このブログにはネタバレがありますので、未視聴の方はご注意下さい。

全16話でやや長いですが、まだ見ていない方には視聴をおすすめします。



乙女のトキメキ感想乙女のトキメキ


なんとなく耳に入ってきた評判や、「わたしのおじさん」というタイトルから、てっきり足長おじさん的なストーリーだと思っていました。

ヒロインのイ・ジアンは21歳の若さで借金と寝たきりの祖母を抱え苦労しています。

お金持ちのおじさん、早く金銭的にも精神的にもジアンを助けてあげて!!と思いましたが、一流会社の部長で高給取りのおじさんパク・ドンフンには無職の兄とほぼ無職の弟がいて、兄の娘の結婚資金ばかりか兄が結婚式で着るスーツ代まで出している有様です。

とても他人の世話を焼ける余裕があるようには見えません。


パク・ドンフン

イ・ソンギュン/1975年3月2日生


しかも弁護士の美人妻は、ドンフンの後輩で会社の社長でもあるト・ジュニョンと浮気しています。

このおじさんに可哀想な若い娘を助けることが出来るだろうかと心配していたら、なんとジアンはト・ジュニョンに、1000万ウォンでドンフンを退職させると話を持ちかけ、ドンフンを陥れようとします。

そのやり方が凄腕のスパイ並で、どこでそのスキルを身につけたんだろうとビックリですし、全然ハートウォーミングな話じゃなくて、唖然。

思ってたのと違うんですけど、という感じ。


ジアンはドンフンを陥れるためにドンフンのスマホに盗聴器を仕掛けて生活の一部始終を盗聴します。

盗み聞きしているうちにドンフンの優しさを知り、結局はト・ジュニョンを裏切ります。


わたしは、まず、ドンフンの美人妻が許せませんでしたプンプン

あんなに良い夫がいながら、よりによって夫が嫌っている夫の後輩と浮気するなんて、なに考えてんだと呆れ、この女がひどい目にあいますように、と願っていました。

ただ、正直に言えば理解出来るところはあります。

結婚したあとも頻繁に実家に行き、毎日のように兄弟と会い、年がら年中地元の仲間とつるむような旦那はイヤです。

社会人になり、結婚した息子がしょっちゅう訪ねてきたら、母親は嬉しいでしょうか。

わたしなら、鬱陶しいです。

訪ねてくれるのは盆と正月で充分。

その分、自分の家庭に時間を使って欲しいと思います。

三兄弟のオモニもそんなことを言っていました。

一見、ドンフンは母親思い、兄弟思いに見えますが、親兄弟よりも、妻と息子を優先させるべきでしたし、妻が望むなら、町を出るべきだったと思います。

多分、不甲斐ない兄と弟が心配で、離れられなかったのでしょうが、兄弟だって頼りになる次男が近くにいなければ、自力でなんとかしたかもしれません。

兄弟や地元の仲間とつるんで陽気に楽しそうなら仕方ないなあと諦めることも出来ますが、ドンフンはこの世の面倒を一人で背負っているような風情です。

想像ですが、あの夫婦はセックスレスだったような気がしました。

浮気されたとき、された方にも原因がある、と言うのは酷ですが、女が浮気するときはパートナーに対する不満があり、浮気は仕返しであることが多いと思います。

偏見かもしれませんが、妻や恋人に不満がなくても性欲で浮気する男性とは違います。

ただ、ドンフンの美人妻は頭が良いのに男を見る目がなく、あんな男に夢中になってしまい、目が覚めたあと本当に恥ずかしかっただろうと思います。

それが浮気の罰といえば罰ですね。


イ・ジアン

イ・ジウン(IU)/1993年5月16日生


ジアンの生い立ちは可哀想すぎでしたえーん

母親の借金を背負わされ、誰も相続放棄を教えなかったということですが、子供を守れない国、大丈夫ですか。

たとえ、母親の借金を背負わされたとしても、借金とりが暴力を振るっていいわけありません。

見ていた人はなぜ警察に通報しないのかと、フィクションなのに腹が立つやら悲しいやら。

孫には祖母の扶養義務がない、ということをジアンはドンフンから教えてもらい、寝たきりの祖母を無料で施設に入れることが出来ましたが、有料施設にいたときに、そのことをジアンに誰も教えてやらないなんて酷過ぎます。

ジアンは賢く、人を陥れるときは凄腕スパイのようですが、世間知らずという一面があります。

ドンフンをスキャンダルで潰そうとして強引にキス写真を撮ってネットにあげたときも、年上の女性社員から爪先立ちしてキスしてると指摘され慌ててましたが、色恋沙汰にもうぶです。

そのアンバランスなところはキャラクター設定だろうと思いますが、絶妙ですね。


ジアンとイ・グァンイルの関係がまた、悲しい。

子供の頃、同じように大人の暴力の被害者だった2人が、成長して暴力の加害者と被害者になる。

イ・グァンイルのことは大嫌いでしたが、彼も守られるべき子供でした。

だれかが手を差し伸べれば、あんな生き方をしなくてすんだと思うのです。

最後に、グァンイルが証拠の音声ファイルをドンフンに送ってジアンを助けたときは泣けました。

彼も優しい人間と出会って救われて欲しいです。


イ・グァンイル

チャン・ギヨン/1992年8月7日生


このドラマは可哀想な若い女の子と優しい中年男性のラブストーリーではありません。

ラブストーリーにしようと思えば出来なくはなかったと思いますが、ラブストーリーにしなかったことに、韓流ドラマの余裕を感じました。

ジアンはドンフンのことを好きだと言ってましたが、わたしはジアンのドンフンへの気持ちは恋愛とはちょっと違うように見えました。

雛鳥がはじめてみたモノを親だと思う刷り込みのようなものではないでしょうか。


ドンフンのほうはジアンに対して、恋心はなかったと思います。

彼の目にはジアンは可哀想な子供に見えたでしょう。

子供が困っていたら、大人なら助けてあげたいと思います。

思うけど、実行できるかはまた別の話です。

ドンフンはジアンの生い立ちを知り、グァンイルに会いに行きます。

普通はそこまでは出来ません。

やっぱりドンフンはスペシャルに優しい人です。

「可哀想な子をなんで殴るんだ」と言いながらグァンイルと殴り合いをしたシーンは嗚咽レベルで泣きました。


最終的に、ドンフンと妻がどうなったかはわかりません。

奥さんは息子がいるアメリカに行って、ずっと別居しているんでしょうか。

何年も別居するくらいなら離婚した方がよい気がしますが、ドンフンは母親に心配かけたくなくてしなさそう。


ドンフンの弟ギフンは女優のユラと別れてしまったんですね。

変わり者同士でお似合いだから、結婚すればよかったのに。

ユラがギフンや、その仲間たちに「落ちぶれている」とか「人生終わってる」とか、可愛い顔で悪びれることなく辛辣なことを言うたびに笑ってしまいました。

ユラはギフンに悪態を教えてもらう必要なんてないです。

充分言えてます爆笑

自分より辛そうな人生歩んでる人を見て安心する心理は誰にでもあると思います。

その人がそれなりに楽しそうにしていれば、ますます安心します。

ユラが人生終わってる、と言ったおじさんたちも、人生に失敗はしているけど、毎晩のように仲間で集まって楽しくお酒を飲んで、幸せそうに見えます。

毎晩、外飲み出来るなんて、金銭的にも余裕があるのでしょう。


ジアンは仕事は出来るけど、派遣社員としては最低でした。

社員にこびへつらう必要はありませんが、返事もしないとかサングラスして仕事するとか仕事中にイヤホンしてるのもありえない。

あの会社の人はジアンに冷たいように描かれていましたが、わたしから見たらめっちゃ優しいと思います。

現実なら毎日声高に悪口を言われ、とっくに契約を切られています。

ドンフン部長は採用基準が適当過ぎ。

結果的にはその適当な採用が、ドンフンにもジアンにも良い作用をしたわけで、おばあさんが最後に言ったように、縁、なんでしょうね。



最終回、ジアンの祖母が亡くなって、ドンフンの兄がへそくりから葬式用の花を用意したエピソードも泣けました。

高給とりのドンフンなら簡単にお金を出せたでしょうけど、清掃業の兄が出したというのが泣かせポイントでした。

でも自分の借金は返したのかしらと心配タラー


2024年最初に見たドラマが素敵なドラマでラッキーでしたOK

だかしかし、これでは今年もドラマ視聴三昧で過ごしてしまいそうです爆笑




■OST■




*本文中、敬称略させていただいています。




赤薔薇X赤薔薇

 

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