BL作品にはなぜかテーラーがよく出ます。
暇なので、なぜなのか考えてみました。
そもそもスーツを着たイケメンというのは腐女子のみならず、若い女性も若くない女性も大好きです。
スーツは厳しい現代社会で働く男性の勝負服、現代の鎧のようなもので、非常に高潔、禁欲的でありながら、色気がダダ漏れる素敵なお洋服です。
リーマン同士のBL作品が多いのも納得。
スーツを仕立てるテーラーというのは、スーツの持つストイックなイメージをそのまんまキャラクターに重ねられがちです。
いい加減でチャラいテーラーなんてイメージにあいません。
そしてですよ、スーツを仕立てるためには何が必要か。
そうです、採寸です。
採寸は身体に触らないと出来ません。
服の上からでもわかるイケメンの逞しい肉体に触れる。
ドキドキして当たり前です。
恋が芽生えるきっかけが簡単。
採寸されるほうの視点では、無口で禁欲的でイケメンなテーラーが密着して、あっちこっちに触れてくる。
ムラムラしたとしても責められません。
だから、BL作品にテーラーが多いのだと思います。
知らんけど。
ただ、このドラマを見る前にブログ主が思ったのは、常夏の国タイで会社員はスーツを着てるのか、ということです。
ブログ主はまだ見ていませんが、TeyNewの「Cherry Magic」では2人ともスーツを着ているらしいですね。
日本のドラマのリメイクだからでしょうか。
日本の夏もタイと同じように暑いと思いますが、夏のスーツ姿はストイックだ色気がダダ漏れだなんて呑気なことを言ってられません。
ただただ暑苦しいです。
でもきっとイケメンのスーツ姿は暑苦しくないのでしょう。
どこかから、爽やかな風が吹いているに違いありません。
そんなことをつらつら思いながら、視聴しました。
U-NEXTの見放題で全8話、タイBLドラマにしては短めです。
2022年のドラマです。
このブログにはいつものようにネタバレがありますので未視聴の方はご注意ください。
主演カップルを演じている2人、チャップとグリーンはとってもイケメンですが、ブログ主は初見です。
と思っていたら、なんと2人とも「Lovely Writer」に出ているそう。
はて、こんなイケメン、いたっけ。
「Lovely Writer」を見たのは2年以上前なので、記憶が定かではありません。
時間があれば見返したいと思います。
アイウン
亡き父親の跡を継いだテーラー
ポンサトーン・パドゥンギヤッティウォン(グリーン)
1997年1月22日生
ナーウィー
有名アパレル企業であるSPグループ社長の御曹司
スパシープ・チャナパイ(チャップ)
2000年1月7日生
若いテーラーのアイウン、西洋風な素敵な家に住んでいます。
テーラーってそんなに儲かるの。
大学生の弟が強盗に襲われそうになり、通りかかった青年シチョンが助けてくれます。
強盗に「邪魔するな!」と言われて「わかった」と逃げようとしたりして、あまりスマートなヒーローではありませんが、なかなか好青年で、この青年がイケメンテーラーの相手役かと思いましたが、シチョンはお笑い担当でした。
強盗と取っ組み合いをして敗れてしまった上着の代わりにアイウンから上着をもらい、それを着て仕事の面接に行ったところ、上着が雇い主ナーウィーの目にとまります。
このナーウィー、使用人に暴言吐きまくる暴君ですが、イケメンです。
スタイルも抜群です。
どうしてもアイウンにスーツを仕立てて欲しいと我儘を言ってシチョンを困らせます。
渋々、引き受けたアイウンでしたが、初対面でセラピーと間違えられて、ナーウィーと一緒にバラの花弁が浮かぶバスダフに落ち、偶然、唇が重なります。
爆笑してしまいました
ドラマでは偶然に唇が重なることってよくありますが、シチュエーションが奇抜です。
このあとなぜかナーウィーはアイウンに失礼なことを言います。
挙動がおかしいので、過剰に意識してしまったあまり、ついツンツンしてしまったのかもしれません。
小学生男子レベルです。
アイウンはナーウィーの態度に怒って、スーツを仕立てるのを断りますが、シチョンの尽力(泣き落とし作戦)で採寸に来るなら作ってやる、と折れます。
ところがナーウィーは家から出られない引きこもりでした。
このキャラクター設定、ちょっと驚きました。
お金持ちのイケメンなのに、引きこもり。
しかもナーウィーは重度の引きこもりで、家から出るとパニックになり鼻血を出して失神します。
なんだかもったいない気がします。
イケメンの無駄遣いですよ。
普通に、大企業の御曹司で会社でバリバリ働く有能な青年だが、愛人の子供のため跡を継げず屈性していて孤独、というような設定でもよかったのに。
仕方なくシチョンはナーウィーを殴って気絶させて、アイウンの家に連れていきます。
ここで爆笑
アイウンの家で気がついたナーウィーはパニックになって、またアイウンと偶然、唇が重なります。
ここでも爆笑
このドラマ、コメディではないと思いますが、爆笑シーンが何回もあります。
それがタイBLドラマの楽しいところ
アイウンはこのあたりからお客様であるはずのナーウィーにタメ口で話します。
8話しかないので、一気に距離感を詰めるためでしょうか。
ナーウィーが引きこもりになったのは子供の頃、近所のガキンチョに「愛人の子」と言われて虐められたから、のようです。
ナイーブ過ぎませんか。
「それがどうした!貧乏人がっ!」と言い返してやればよかったのに。
ナーウィーは父親を尊敬していて、父親の誕生日に着るために最高のスーツを探していたのでした。
それなのに父親は、ナーウィーから仕事を取り上げ、家と金をやるから今後は無関係だと、冷たい仕打ち
アイウンも同情したのでしょう。
ナーウィーを「君は優秀だ」と慰めます。
でも根拠はなんですの。
まだ知り合ったばかりなのに。
ですがこのシーン、とっても良かったです
僕が君の温もりになる
ナーウィーは落ち込みますが、豪邸と大金を貰って、性悪な家族と縁を切れるなんて、やったぜラッキーと喜んでもいいと思いました。
アイウンは落ち込んでるナーウィーを自分の誕生日会に招待します。
引きこもりだから行けない、と悲しそうなナーウィー。
なんか最初の頃とキャラ、変わってます。
傲慢さ、どこいった。
すっかり可哀想キャラになっちゃって母性本能くすぐられます。
ナーウィーはアイウンにプレゼントだけでも渡そうと、健気に手作りの鳥のぬいぐるみ(?)を作ります。
恋する乙女
ぬいぐるみのサイズ感とはマッチしない大きさの箱に入れてシチョンに渡しますが、勇気を振り絞って、やっぱりオレも行くと言います。
せっかく頑張ってアイウンの家まで行きましたが、誕生日会にアイウンの恋人だという美人だけどやや感じの悪い女がいます。
アイウンは帰ろうとしたナーウィーを引き止めて2階に連れ込み、君は特別だと告白して、初めて偶然ではないキスを交わします。
美青年同士のキッスって美しいですね
アイウンが最初から口を開いて向かうのが、めっちゃセクシィだと思いました。
キスシーン、うまい最高
しかしナーウィーは「複雑にしない方がいい」と言います。
恋人がいるアイウンに配慮したんですね。
ナーウィーは部屋に閉じこもり、食事もしないとシチョンからアイウンに連絡が入ります。
心配したアイウンは夜中に押しかけて、ナーウィーをベットに押し倒します
アイウン、可愛い顔して攻だったん
ビックリしましたが、襲い受でしょうかね。
この夜2人は結ばれました
アイウンの高級そうなスーツをするする脱がせるナーウィー、いいねいいね
スーツって脱がせるために着てるのね。
肉体的に結ばれても、アイウンの恋人のことが気になり、もう会わないほうがいい、と言うナーウィー。
最初は傍若無人な暴君だったのに、どうしたん。
アイウンは恋人と別れてイギリスに行く決心をします。(え、決断、早っ)
そのことをシチョンから聞いたナーウィー、よろよろになりながら、家から出てアイウンのもとに行きます。
ごめん、ここでもちょっと笑っちゃったよ。
ところでナーウィーが、あんな冷酷な父親に懐いていたのは理解できません。
最後は感じの悪い腹違いの弟に「父親は死んだ」と言い返しましたが、それでいいと思いました。
ナーウィーには父親に捨てられたと思わず、自分が父親を見限ったと思ってほしいです。
そしてアイウンのサポートでなにかしらの事業で成功して、父親を見返しましょう。
1話が20分くらいで全8話なので、あっという間に見られます。
短いので展開が早くサクサク進むのは良いですが、深みはありません。
美青年同士の美しい絡みは絶品でございました
YouTubeで視聴出来る「グリーンとチャップののんびり2人旅」も面白かったです
仲良しで良きタイ旅行の参考にもなりそう。
■OST■
■グリーンとチャップののんびり2人旅■
*本文中、敬称略させていただいています。
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