このドラマは2021年の中国のテレビドラマです。

全39話。

ブログ主はWOWOWで視聴しました。

セットもキャストも豪華で見応えのある重厚なドラマでしたが、正直、何の話だったのかよくわかりません。

わからないなりに毎週楽しみに見ていました。


ブログ主にはちょっと難解なドラマだったため理解が浅く、ミーハー的な浅い感想文しか書けませんでした。

いやまあいつもそうなんですけどね…。

ドラマの解釈や考察はまったくございません。

ツッコミ過多なので、心の広い方だけお読み下さい。


なお、最終回や黒幕に関する重大なネタバレがありますので未視聴の方は読まないことをお薦めします。



オーナメント登場人物オーナメント


高秉燭

ホアン・シュエン


百里弘毅

ワン・イーボー


武思月

ビクトリア


柳然

ソン・イー



オーナメントあらすじオーナメント


舞台は神都・洛陽。

不良井と呼ばれる貧民街出身の高秉燭は、5年前、皇太子襲撃事件に巻き込まれて仲間たちを亡く、彼らの仇を討つことだけが生きる目的になっている。

ある日、密告をするために洛陽を訪れた父娘が殺される事件が起きる。

彼らが訪れた相手は工部尚書の父親を持つ百里弘毅だったが、弘毅自身にはなぜ彼らが自分のもとを訪ねたのかわからなかった。

その後、弘毅は柳家の娘・柳然との婚礼の日を迎えるが、その夜、父親が何者かに殺されてしまう。

容疑者は現場に居合わせた高秉燭。

宮中警備を担う内衛の武思月は捜査を開始するが、彼の人となりを知るうちに真犯人が別にいることに気付く。

それぞれの想いから事件を追う3人は、やがて洛陽全体を巻き込んだ巨大な陰謀に近づいていく。



オーナメント感想オーナメント


正直言って、ワン・イーボー目当てで見ようと思ったドラマです。

はじめ、誰も彼もがワン・イーボー演じる百里弘毅のことを「二郎」「二郎」と気安く呼び捨てで呼ぶのなんなん?と思いました。

ブスッとしてるけど意外に気さくな人気者?

日本だといかにも次男につけそうなこの「二郎」、多分「二の若君」みたいな感じだと思われます。

そういう字幕つけてくれた方がわかりやすかったよね。

嫁の七娘が呼ぶ「アーラン」という言い方がとても可愛いくて気に入りました。

「アーラン」、声に出して言ってみたい中国語。


そのアーラン、美食家で、食べ歩いてはお店の料理に「可」とか呟くのですが、おまえは海原雄山か!とツッコんだのは私だけじゃないはず。

Twitterで美味しんぼ二郎と呼ばれてました。


真面目な話、飽食の時代の現代ならともかく、食べる物がなくて飢えている民がいるような時代で、食べ物にウマいマズいって言ってんじゃねえよこのヤロープンプン

ワン・イーボーじゃなければ激オコですが、ワン・イーボーなので許しちゃうラブ


そしてアーラン、父親が決めた婚姻を嫌がり式当日になっても駄々をこねて反抗します。

家中に赤い布張り巡らして、みんなが一生懸命お膳立てし、おめでたムードいっぱいなのに、この期に及んでまだ否と言う?

空気読めやこのヤロープンプン

ワン・イーボーじゃなければ激オコですが、ワン・イーボーなので許しちゃう。

むしろ、いやん可愛いとか思っちゃう。


二郎君はかなり問題児であることが察せられ、先が思いやられました。



しかし、このドラマにはもう1人主人公がいます。

高秉燭、シブい系のイケメンです。

かなり気の毒な過去があり、復讐の鬼ですが、過去の経緯を聞いてみれば、頼まれてもいないのに無関係な争いに自分から巻き込まれにいっていて、仲間たちが亡くなったのは刺客のせいというより、やはり高秉燭のせいだと思います。

刺客は高秉燭と仲間たちを狙ったわけじゃなく、刺客視点で見れば、突然飛び込んできて、おまえ誰だよ、です。

その後、高秉燭に5年間もつけ狙われた刺客の方こそ、面倒くさいやつに絡まれてお気の毒。

その不運な刺客の正体が、高秉燭の恩人の積善博坊の主人・窈娘だと分かったときは驚きました。

2人のそれまでの関係や、窈娘の壮絶な人生、そして結末は泣けました。

窈娘と高秉燭は恋人関係だったと考えた方が納得出来ますが、どうなんでしょう。

あの段階ではもう高秉燭は武思月を想っていただろうけど。


窈娘

天海祐希に似てない?


高秉燭と百里弘毅のバディが、都の難事件を解決するドラマかと思いましたが(なんか成化十四年みたい)、高秉燭と百里弘毅の2人は性格的に全く合わない。

信頼関係があるのかないのかよくわからないけど、ただ時々妙に息の合ったファインプレーをする、不思議なケミを繰り広げます。

どちらかと言うと、高秉燭のバディは武思月で、百里弘毅のバディは七娘、という感じでブロマンスなトキメキはありませんでした(私はね)。



高秉燭は仲間を殺した刺客に復讐、百里弘毅は父親を殺した犯人と黒幕を追う、というのがストーリーの軸なのですが、そこに朝廷の後継争いやテロリスト組織が絡み、事件は一向に解決しないで謎が膨らむばかりで、途中でこれっていったい何の話なんだろうと何度となく思ってしまいました。


序盤はむしろ、渋々婚姻した二郎が、いかにして七娘にほだされるか、いつになったら共寝をするのか、ということを楽しみに見ていました。

七娘は美人で賢く、一途で気が利いていてとても良い娘です。

でも、欲しいものは必ず手に入れる強欲な面もあるらしい。

どんなに拒まれても冷たくされてもめげないスーパーポジティブな七娘でしたが、二郎にはあれくらい押しが強い女性じゃないと嫁はつとまらなかったでしょう。

中の人ソン・イーは「慶余年」で主人公范閑の妹・范若若を演じていました。

ワン・イーボーの相手役が知ってる女優さんでなければ、ジェラシー炎このドラマは見ていなかったと思います。

いつ共寝したのかは結局よくわかりませんでした



さて、終盤になって突然死んだはずの百里弘毅の兄が実は生きていてテロリストのボスだったことがわかり軽く衝撃でしたが、さらに武思月の兄が黒幕だったのは驚きました。

そんな気配まるでなかったのに!

最終回はまさかの結末。

正直、それはないだろう、と思いました。

ちょっと前から急にイチャイチャしはじめた高秉燭と武思月、あれは死亡フラグだったんですね。

ひどいえーん


武攸决


あまりにセットが豪華でテーマパークのような非日常的な街並みに、このドラマを架空の時代の架空の王朝の話、ファンタジー時代劇かと思って見ていましたが、あの女帝って有名な則天武后だったんですね。

ドラマを見終わってから理解しました。

武周には詳しくないので、ドラマで描かれた事件や文化がどれくらい史実と関係あるのかわかりません。

中国時代ドラマは中国史を知っているほうが楽しめると思います。

「中国の歴史」を読み返そうかな。


光と影の使い方が独特でセンスが良い


難解なドラマでしたが、もう一周すればまた違った見え方や新しい発見があるような気がします。

時間が出来たら見返そうと思います。










*本文中、敬称略させていただいています。




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