このドラマはタイで2021年2月から5月まで放送されたそうです。

まだ最近ですね。
全12話+スペシャルエピソードがあります。
ブログ主はU-NEXTで視聴しました。
見放題で視聴できます。
「TharnType/ターン×タイプ」と同じティー(Tee)監督作品です。
どうりでキスシーンが多かった照れ



リボンあらすじリボン

ダークファンタジーを書きたい小説家のGeneは出版社からの依頼でしぶしぶ書いたBL小説「Bad Engineer」がヒットしドラマ化されることになる。
オーデションで主役に選ばれたのは二十歳の大学生(超イケメン)のNubsib。
たまたまNubsibのマネージャーTumと友人だったGeneは、Tumに1ヶ月だけNubsibを住まわせてくれと頼まれて同居することに。



リボン登場人物リボン

Gene(ジーン)/小説家
アップ・プーンパット・イアン=サマン
1994年12月4日生
180㎝

Nubsib(ナブシブ)/大学生で俳優
カオ・ノッパカーオ・デーチャーパッタナクン
1994年9月9日生
183㎝

Tum(タム)/Nubsibのマネージャー
ケン・パラニュ・スクサムラン

Aey(アーイ)/Mhok(モーク)
ドラマ「Bad Engineer」出演俳優
ブルース・シリコーン・カナヌラック
チャープ・スパチープ・チャナパイ

Hin(ヒン)/Geneのアシスタント
ケンジ・ワシン・パヌマポーン


小説家Geneを演じたUpは、「The Gifted(2015年)」に出演しているそうですが、ブログ主は見ていないので、このドラマが初見でした。
塩顔美人と言われていますが、爽やかで可愛いですラブ
タイには美男子がどんだけいるんですか。
Upは、ミュー、ニュー、マックスと同じ、タイの名門大学チュラーロンコーン大を卒業している秀才だそうです。
顔もいいし、頭もいいんですね。

BL俳優Nubsibを演じた Kaoは、ブログ主も大好き「Until We Meet Again〜運命の赤い糸〜(2019)」のコーン先輩です。
昭和のハンサムと言われてます。
先輩イメージが強いので、年下ワンコのNubsibはどうかなあ、と思っていましたが、めっちゃ可愛いかったですラブ


ドラマの中では、Nubsibが20歳、Geneが26歳と6歳差の設定ですが、Kaoと Upは同じ歳ですね。



リボン感想リボン

以下ネタバレあり、やや文句が多い感想になってしまったので、このドラマを未視聴の方と、このドラマが大好き!という方は読まないほうが良いと思います。
ブログ主は小心者ゆえ、間違って読んでしまっても苦情はおやめくださいあせる
あくまで個人の感想です。

と、いうかね、このドラマは、見る人によって評価が分かれるドラマだと思うんです。
「タイBLドラマの中で一番よかった」
と絶賛するツイートも見ましたし、逆に「面白くなかった」という感想も目にしました。

ブログ主的には、主演の二人、KaoとUpはすごく良かった!
ビジュアル的にもお似合いで、とにかく絡みが可愛いラブ

BLドラマの主演俳優とそのドラマの原作者というカップリングはタイBLドラマでは珍しいですが、日本のBL漫画や小説にはいかにもありそうなネタですよね。
でも、BLドラマで、BLドラマの舞台裏を覗けるようなストーリーは面白いと思いました。

ただ、いろいろ疑問に感じたところもあります。

そもそも、タイBLドラマにおけるカップル営業という形態は、はじめはちょっと驚きでした。
日本のドラマの場合、ワンクール3ケ月が終れば、どんなにラブラブだったカップルも、ツーショットを見る機会はほとんどありません。
ドラマが終わって数ヶ月後に週刊誌を賑わせたり、数年後に電撃結婚することはたまにありますが。
それがタイではドラマが終わったあとも、スポンサー主催の配信やらInstagramやらCMやらで、まるでドラマが続いているかのようなイチャイチャが見られます。
え、なにそれどこの国の話?天国?
いえ、タイです。
というくらい、正直言ってファンとしては嬉しいのですが、俳優さんたちはプライベートを犠牲にしているんだろうなあ、とお察しします。

でも、NubsibとGeneがよりによってドラマの放送中に海辺でイチャイチャしてるのをファンに撮影されたことは、プロとしては失格、失態だと私は思います。
せめてドラマ放送中は隠れて付き合っていただきたい。
自分のプライベートの行いのせいでドラマの人気に悪影響が出れば、ドラマに関わっている大勢の人に迷惑がかかります。
その人たちにも生活があり、養う家族がいるのです。
Nubsibは「Geneと付き合えないなら俳優やめる。違約金なんかいくらでも払う」と啖呵を切りましたが、そのセリフには全くキュンとせず、逆に腹が立ちました。
sibは親が金持ちだからそんなこと言えるんだよ、と。
まあ、それはドラマの中で必要な出来事だったのでいいのですが、つまりこのドラマは、ファンや事務所や制作会社に邪魔されても愛を貫いた勇敢な二人が描きたかったのかな、と思うと、個人的にはそれはなんかちょっと違う、とモヤモヤしました。

あと、GeneとNubsibがうまくいきそうになったとき、Nubsibが実は隣に住んでいて子供の頃に仲良く遊んでいた子だと発覚し、Geneが大泣きして怒り狂いますが、私には、なんでそんなに怒るのかわかりませんでした。
Nubsibが隠してGeneに近づいてきたのは、親密になりたいって下心が理由だって分かると思うんだけど。
「なんだよ、おまえ、隣に住んでたNubsibだったのかよ?先に言えよな〜ハハハ」
で、済む話じゃない?
Geneがあんまりにも激しくショックを受けているので、実は二人は血が繋がった兄弟なの?!とか、別の理由があるのかと思って、大事なシーンを見逃したかと、同じEPを見返しましたあせる

そして、Aeyの描き方もよくわかりませんでした。
最初はNubsibが好きと言ってGeneに絡んだかと思えば、本当はGeneが好きだと言い出し、無駄に無闇にかき回す。
なにが目的かさっぱりわからない。
タイBLドラマには、メインカップルに割り込みを画策する無謀キャラがどうしても必要なのか。
まだ望みが少しでもあれば、見ているこっちもそれなりにハラハラ出来るのですが、可能性がまるでないとわかりきってると、いちいち出てくんなッ、面倒くさい!という気持ちになってしまいます。(Aeyごめんね。ホントはそんなに悪い子じゃないもんねあせる


ちなみにブログ主的にTharnType2のフィアットもそんな感じ。
いくら当て馬でも、「やまとなでしこ」の東十条さん(東幹彦)や、当て馬役ベテラン向井理くらいの説得力や必要性が欲しいと思います。

しかしこのAeyって子は最後まで可哀想な子で救いがありませんでしたが、こんなんでいいんですかね?
なんかやらかして監督に嫌われちゃったのかな?と、オバチャン心配になっちゃったよ。
誰かAeyを救ってあげてえーん

タイBLドラマは、攻が受を熱烈に愛して口説き、うまくいきそうになると秘密の暴露(または邪魔者の横やり)により亀裂が入るものの、なんとか受の怒りがおさまり結ばれるが、理解のない両親を説得するのに一苦労、というのが基本パターンです。
もうホント、パターンです。
ブログ主、このパターンには正直飽きてます。

さて、親の説得ですが、理解のない両親だとわかっているなら、なにもカミングアウトしなくてもいいじゃん、と前から思ってます。
同性同士の恋愛に嫌悪感を感じる人はいます。
でも嫌悪感を感じるのもその人の自由で権利なので、ほっといてあげて欲しい。
同性愛に理解ある人間が「善」で、そうではない人間は時代遅れの「悪」という描き方は単純過ぎるし、そうじゃないと思います。
同性愛を生理的に受け付けられない気持ち悪い、という人は、それでいいと思うんです。
だって生理的に無理なんだから仕方ないんです。
価値観を押し付けるのはよくない。
ただし、同性愛を嫌いな人は差別をしても許されるという意味ではありません。
自分が嫌いでも許容は必要で、他人を傷つけてはいけません。

子供を愛している親は、最終的には折れて許します。
でもだからって嫌悪感がなくなるわけではないので、目の前でイチャつかれたくはないはずです。
だったらいっそ、理解を強制しないで、ずっと嘘をつき通すのも孝行だと思うんです。

ところでこのドラマでは、Geneの父親が交際に反対した理由が、妻と付き合う前男と付き合っていて、辛い思いをしたから息子にはさせたくない、って言うんですが、ちょっと何を言ってるのか意味がわかりません。
しかもなぜ、Geneがそれを知っているのか。
「僕の記憶に間違いがなければ」と言ってましたが、生まれる前の記憶ですか、それは。

ツッコミどころが多くてつい文句ばかり言ってしまいましたが、良かった点を発表します。拍手拍手拍手
NubsibとGeneがはじめて結ばれた日の翌日、おでこに冷えピタみたいなのを貼って撮影現場にいるGeneが異常に可愛かったラブ


はじめてすることになった経緯も可愛いくて、良かったです照れ
とりあえず可愛い二人による可愛いイチャイチャシーンは漏れなく楽しめました。



あとは、私はGeneのアシスタントのHinがとても好きでした。
お金に苦労していない人は楽に暮らしているのに、自分はとても大変だと感じているHinは、必死で働いて家に仕送りをしています。
でも会社の上司にクビにすると脅されても、GeneにNubsibと別れろとは言わない。
Hinはこのドラマの良心のように優しい人でした。

良かったところより文句の方が多かったですが、ハートゆえのツッコミなので、許してねてへぺろ

KaoとUpのカップルは見た目のバランスも良く、見栄えも美しくて大変よろしいと思います。
ただ、ブログ主は「Until We Meet Again-運命の赤い糸-」が好きなので、KaoEarthも好きなんです。
そういえば、スペシャルエピソードでGeneが自分のこめかみに銃を当てて死ぬって脅したの、UWMAへのオマージュなんですかね?
インが乗り移ったパームがGeneに乗り移ってP‘コーンに復讐してるのかと思っちゃったよガーン




このほっこりする素敵な家は「I’m Tee, Me Too」の家と同じですね。



■Official Trailer■






*本文中、敬称略させていただいてます。



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