*BL妄想

(ジョングク×ジミン)です

   苦手な方は閲覧ご注意ください

*画像お借りしています

*BTS WORLD のアナザーストーリーのアナザーストーリーです☆

*第一話はこちら

















Side JM







ジョングク、汗だくだった




すごく、練習してたんだろうな




『ムホに勝ったらキスの先のこと全部していいですか?』と頬を染めるジョングクを思い出すと胸がつきんと痛くなる。




すごく、可愛かったな




今日だってよく考えたら、可愛い妬きもちだったのに




僕は、僕がムホにされたみたいに、誰かがジョングクの頬に触れたら、と想像してみた。それで、ジョングクが頰を染めたり、どきりとした様子を見せたりなんかしたらと、と。




嫌だな




恋人が、他の人とあんな風にしてたら嫌だよね






僕、そういうの無頓着だったな




作業する手は重かったけれど、のろのろしながらも僕は最後のお餅まで形を整えた。



「あ



形を整えて並べたお餅を見て僕はびっくりした。ジョングクのことを考えながら作業していたら、無意識に彼の好きなお餅ばかり作っていたからだ。




うう、会いたい




やっぱり行かないなんて




物陰からでもいいから、試合見よう




僕はそう決めると、明日に備えて早く寝てしまうことにした。









Side JK








練習の後も帰宅してからも、夕食を取りお風呂に入った後も、「ごめんなさい」とジミニヒョンにメッセージを送った。けれど何度送っても既読にならず、僕は絶望に打ちひしがれて、スマホを握り締めたまま自室の勉強机に顔を突っ伏した。こんなつらい気持ちになるものなんだ。ジミニヒョンに嫌われたかもしれない、と思うことが




せめて、明日は勝たなきゃ




自分の子供っぽい妬きもちと、「見にこなくていいです」というひどい言葉を思い出すと、ジミニヒョンが来てくれるとは思えなかった。せめてムホに勝ち、『僕勝ちましたよ!謝りたいから会ってくれませんか?』とメッセージを送りたかった。




ジミニヒョンに会うために、




明日は絶対、ムホに勝つ




僕はそう心に決めると、机に突っ伏していた顔を上げた。