*BL妄想

(ジョングク×ジミン)です

   苦手な方は閲覧ご注意ください

*BTS WORLD のアナザーストーリーのアナザーストーリーです☆

*第一話はこちら
























Side JK






「ぁうぅジョングガぁ」



濡れた熱で鎖 骨の稜線をなぞっていくと、ジミニヒョンの手がおずおずと僕の頭を抱いた。




可愛いたまんない




鼻先をシャツの奥に埋めて、くちづけを下へ下ろしていく。ジミニヒョンの体がまたびくっと大きく揺れた。



「あっだ、だめっ



ジミニヒョンの焦ったような制止の声で僕はようやく顔を上げた。



「ああの



海の上にかかる橋の明かりがジミニヒョンの頰を照らして、眉が困ったように寄っているのが見える。



「ごめんなさい、やりすぎた



キスの先には進まないと決めていたのに、このざまは一体なんだろう。目の前にはシャツの襟を乱したジミニヒョンが、瞳を潤ませて僕を見つめていた。



「ううんあのイヤ、とかじゃなくて



開けたシャツのボタンを僕が留め始めるのを見て、ジミニヒョンは慌てたように言った。



「なんかどんどん変な気持ちになってきてそれでちょっとびっくりして



変な気持ちなのはもとより僕もだ。だけど、戸惑うジミニヒョンが可愛くて、僕はもう少し困らせてみたくなった。



「変な気持ちってどういう感じですか?」



「え



目を見開いたジミニヒョンの頰が、ほんのり染まっていく。



「えっと



ジミニヒョンは一瞬目を伏せて言い淀む。



「あのなんかジョングクと



ジミニヒョンが窺うように、ちらりと僕の顔を見た。



「もっとそのくっつきたいっていうか




うあ。




言い終わるとジミニヒョンは恥ずかしそうに両手で顔を隠した。



ジミニヒョン」



膝を立てて抱き直して、そのまま胸の中に抱き寄せる。ジミニヒョンはまだ恥ずかしいのか、僕の肩に手で顔を隠したまま伏せ、「うう」とうめいた。



「ね、ジミニヒョン」



「はい」



丁寧な返事に僕は噴き出した。



「僕、ムホに勝つために今すっごく練習しててそれで



僕が語り始めると、ジミニヒョンは顔を上げて僕を見た。



「ジミニヒョンとこれ以上そのえ っちなことしたら練習に身が入らなくなりそうで今日はしないでおこうと思ってるんですけど



ジミニヒョンは僕を見つめたままこくん、と頷いた。



「ムホに勝ったらキスの先のこと全部、していいですか?」