先ほどキスしたばかりなのに、ジミニヒョンと互いの熱を絡ませあうと、止まらなくなった。
「っん…ふ…」
くちっ、とぬ れた音が聞こえるとドキドキして、ジミニヒョンの体を片手で強く抱き寄せる。
「っふ…ぁ…」
唇を触れ合わせたまま、ジミニヒョンの頬をもう片方の手のひらで包んだ。
「ん…」
手のひらをゆっくり動かしてジミニヒョンの耳に辿り着く。
「ん、んんっ」
親指と人差し指でジミニヒョンの耳をつまんで、きゅ、と刺 激するとたちまち焦ったような声が聞こえた。僕は一瞬目を開けてジミニヒョンを見た。その瞬間、ジミニヒョンも目を開けて僕を見つめる。それでもキ スをやめないで、さらに指でジミニヒョンの耳のふちをなぞるとジミニヒョンはびくっ、と体を揺らした。
「あっ…ジョングガっ…」
やば、可愛い…
体を縮こまらせてしまったジミニヒョンにきゅん、となりながら、僕はジミニヒョンが僕を見るのを待った。
「あ、あの…」
困ったように僕を見るジミニヒョンに顔を寄せた。
「キ スの先のこと…ちょっとだけしていいですか?」
「えっと…その……ふ、あ!」
返事も待てず、僕はジミニヒョンの後頭部に移動させていた手を耳の方へ戻して、指先をジミニヒョンの耳の奥へ忍ばせる。
「あっ…ぁんんっ…」
ジミニヒョンは堪えられないといった風情でまぶたをぎゅっと閉じて、可愛い声を上げる。僕の頭の中で理性の糸が確実に何本か切れた。
「ジョング…んっ…」
ジミニヒョンの耳元に唇を寄せて、耳のふちにキスをする。そこから首 筋 へ唇を下ろしていくと、ジミニヒョンの体が一瞬固くなった。けれど、首 筋 にくちづけを何度か優しく繰り返すと、ジミニヒョンは「ぁ…」と吐息を漏らして僕に抱きついてこようとする。腹の底が燃えているみたいに熱い。ジミニヒョンの開いた襟の間から、シャツの奥へそっと手を差し入れる。
「ひゃうっ…あっ…」
鎖 骨 をなぞるように親指を這わせながら、空いている方の手でシャツのボタンを1つ外した。あらわになったもう片方の鎖 骨 に、ちゅ、とくちづける。