*BL妄想

(ジョングク×ジミン)です

   苦手な方は閲覧ご注意ください

*画像お借りしています

*BTS WORLD のアナザーストーリーのアナザーストーリーです☆

*第一話はこちら



















Side JM







「おい、ムホ、何してるんだ」



いら立ちを含んだ声が聞こえて僕は振り向いた。






飲み物を載せたトレイを片手で持ち、ムホを睨んでいるジョングクだった。僕は安堵すると同時に、気まずさを感じた。ジョングクの視線が、ムホが握る僕の手に注がれていたからだ。




ムホに手を握られてるの、見られたくなかったかも




なんだろ、この気持ち




「ジョングク



ムホが驚いてジョングクを見る。




あれ?……ってことは




「あれ?知り合い?」



僕が驚いてジョングクを見ると、ジョングクは頷いた。



「ジミニヒョンから手離せよ」



ジョングクは腹立たしげに言いはなち、席に近づいてきた。ムホは鼻先で笑うと、僕の手を離し、自分のトレイを持って立ち上がった。



「ジミンさん、待ってたのこいつだったんですね」



「あ、うん



ふたりの醸し出す雰囲気に戸惑いながら僕はムホにうなずいた。



ジョングクがムホを通り過ぎて、ムホからの視線を遮るように僕の前に立つ。そして僕の方を心配そうな顔つきで振り向いた。



「大丈夫ですか?何もされてない?」



真剣な表情に、どきりとして何も言えずにこくこく頷くと、ジョングクは安堵したように頷いてムホに向き直った。



「お前の相手は10日後にしてやるから、さっさとどっか行けよ」



「ふん



ムホはまた鼻先で笑うと、僕の方に向いた。



「ジミンさん、じゃあまた」



去り際にムホが僕に向かって手を振った。思わずムホに手を振り返すと、その手をぱっと誰かに掴まれた。僕の前の席に座り、口を尖らせたジョングクだ。



「あんな奴に優しくしないで」



真剣な表情と珍しく拗ねたような口調に、胸がどきん、と跳ね上がる。僕はムホが立ち去ったことを確認して、神妙に聞いた。



「えっとその何かあったの?ムホと