*BL妄想

(ジョングク×ジミン)です

   苦手な方は閲覧ご注意ください

*BTS WORLD のアナザーストーリーのアナザーストーリーです☆

*第一話はこちら





















Side JK







ジミンさんは困ったように眉を寄せた。



「付き合うってその僕、どうすればいいのかあんまりわからなくて







澄んだ瞳を潤ませて、不安そうに僕をじっと見つめるジミンさんに、気持ちが爆発しそうになる。




やば




可愛い




僕は出会った日のことを思い出した。僕の唇についた餅粉を指で拭ってくれたジミンさんは、あんなにも妖艶だったのに



「僕、ダンスとかお餅のことくらいしか、ちゃんと考えてこなくてそういうのってあんまり分かってなくてごめん」



小首を傾げて、申し訳なさそうに話すジミンさんの背中に思わず、両腕を回して抱き寄せる。



「じゃそのこういう風にするのはイヤだったりしますか?」



ぎゅっと腕に力を込めると、僕の腕の中で、ジミンさんは頬を染めて、僕を見つめて首を振った。



「ううん」



僕は、その答えに安堵して、ジミンさんの唇に、ちゅ、と軽くキスをした。ジミンさんが目を丸くする。



「これは?イヤですか?」



ジミンさんは照れたように笑って首を振った。



「ううん



「じゃ、もっかいします、ね」



「うんん」



ジミンさんから許しの言葉が出る前に、唇はほとんど触れ合っていた。柔らかな頰を手で包んで引き寄せ、温かな唇の感触を自分の唇に感じると、その奥の熱を確かめたくてたまらなくなった。薄く唇を開けて、ジミンさんのふっくらした下唇をノックした。



「ぁ



互いの唇からかすかな吐息がこぼれるのと同時に、僕は唇の中に進入した。戸惑っているようなジミンさんの熱を見つけて、触れる。



「んっんん



ジミンさんが吐息を漏らしながら、僕の背中に腕を回して来るから嬉しくなって、さらに奥まで進めて絡ませ合う。




ジミンさんと、こんなキスしてる




「っふ



何度も角度を変えて貪るように触れ合うと、かすかに濡れた音が唇の中から漏れてぞくぞくする。最初は戸惑っていたようなジミンさんだったけれど、僕の熱を受け止めて求めてくれるのを感じると、理性がどこかにいってしまいそうだった。「ん…」と吐息の混じったジミンさんの小さな声をきっかけにして、僕は名残惜しさを感じながら、ゆっくり唇を離した。



「はぁあの



ジミンさんは、少し息を切らしたみたいに呼吸をして、とろんとした瞳で僕を見た。僕は紅潮したジミンさんの頰を撫でながら口を開いた。



「ジミニヒョンほっぺた、お餅みたい」



呼び方を変えてみると、ジミニヒョンは照れくさそうに微笑んだ。



「柔らかい?」



「柔らかいよ



もう一度くちづけしようと顔を寄せると、ジミニヒョンはくすくす笑った。