*BL妄想(ジョングク×ジミン)です

   苦手な方は閲覧ご注意ください

*画像お借りしています

*第1話はこちら


*本日2投稿目(字数制限のため分割しました)。9-1話はこちら























Side JK







「えっと…なんか、ジミニヒョンに抱きついた…気がする…」



「それだけ?」



ジミニヒョンの眉が不満そうに寄る。僕は慌てた。



「ご、ごめんなさい…僕何かしました、か?」



恐る恐る聞くと、



「俺に…その…いろいろして…」



ジミニヒョンはタオルを頭にかけたまま、胸の前に手を持ってきてきゅ、と握る。



「そのまま寝ちゃったんだぞ」



ジミニヒョンの口がくちばしみたいに尖って、僕はこんな時なのに可愛い、と思ってしまった。僕はジミニヒョンの体に腕を伸ばして抱き寄せながら、



「もしかして、怒ってます?」



と顔を覗き込むようにして聞いた。ジミニヒョンは途端に慌てたように僕を見た。



「だ、だってあんな、途中でやめられたら……体が…」




うう、可愛い…




シャワーのせいか、ほんのりピンク色に染まったジミニヒョンの体を僕はぎゅっと抱きしめた。



「体が、どうなりましたか?」



僕はにこにこ笑ってジミニヒョンの顔を覗き込む。ジミニヒョンは噴き出した。



「おまっ…わかってるだろ!」



恥ずかしそうに笑いながら軽く肩を叩いてくるジミニヒョンをもう一度ぎゅっと抱きしめると、大人しくなった。



「ごめんね…その気にさせて…ムラムラさせたのに寝ちゃうなんて…」



僕が真面目に謝ると、ジミニヒョンはこくりと頷いたものの、すぐにまた口を尖らせた。



「むっ…ムラムラなんかっ…」



「したんですよね?」



に、と笑って目を合わせると、ジミニヒョンは少し黙った後、恥ずかしそうに頷いた。なのに、僕の首根に腕を回しながら、





「責任…とってよ」



と呟くときの顔はすごく妖艶で…



僕はごくりと唾を飲み込んだ。



「お詫びに…いろんなことしてあげるから…許して…」



僕はかすれた声で呟いて、ジミニヒョンに唇を寄せた。