*BL妄想(ジョングク×ジミン)です

   苦手な方は閲覧ご注意ください

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*第1話はこちら
























Side JK







水が流れる音がかすかに聞こえてくる。目を開けた。



「う…」 



うっすらと頭が痛い。僕はゆっくりと起き上がった。




僕の部屋…




もう朝…かな…?




窓の外はほのかに薄いブルーの空だ。




あれ、昨日、僕…




ジミニヒョンとバーに行って…




思い出そうと僕はゆっくりと昨日の記憶を手繰り寄せた。ソウルの夜景、くすくす笑うジミニヒョン。







可愛かった…




お酒飲んで…キスして…




それで…あれ…




どうやって帰ったんだっけ?




なぜか、目の前に白い床が浮かぶ。




床…?




僕、這いつくばってたのかな…?




あれは、どこなんだろ…




もう少し思い出そうとしたとき、僕の部屋のシャワールームのドアが開く。濡れた髪で、タオルを肩にかけたままのジミニヒョンだった。自分の部屋には戻っていないのか、僕のTシャツと短パンを身につけている。



「起きたのか、よかった」



ジミニヒョンは僕を見てホッとしたように笑ったあと、途端に口を尖らせた。



「昨日大変だったんだぞ、お前」



ジミニヒョンはベッドまで来て僕の目の前に、女の子みたいに両の脚を後ろへ折ってぺたんと座った。



「ごめんなさい、僕昨日飲みすぎた…あまり記憶がない…」



「どこまで覚えてるんだ?」



ガシガシとタオルで髪を拭きながらジミニヒョンが聞く。



「えっと…バーに行って、お酒飲んで…楽しくなってしまって」



僕が言うとジミニヒョンは「ふふ」と微笑んだ。



「で…結構飲んで…次の記憶がどこかの床なんです」



僕が言うとジミニヒョンは噴き出した。



「うんうん、それで?」



「それで…たぶん、車に乗って、部屋に…ジミニヒョンが連れてきて、くれた…」



正直、タクシーと思しき車に乗ったところからほとんど記憶がない。僕が窺うようにジミニヒョンを見ると、ジミニヒョンは



「あの、さ…」



と言って小さく身をよじる。



「家に帰ってきてからのことは…覚えてないのか?」



心なしか、ジミニヒョンがもじもじしている気がする。




なんだろう…




僕は必死で頭の中で記憶を探索した。