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小豆島の人間としては、「二十四の瞳」(昭和29
・1954年、松竹)を挙げない訳にはいきません。
小豆島出身の作家、壺井栄原作、木下惠介監
督による、この作品。小学6年生だったか、町内
の他の学校の子たちと一緒に、中学校の体育館
で揃って見たのが、最初でした。
その後も数度、TVで見ました。子どもたちが
大石先生に会いに、長い長い道程を歩いている。
そこを、大石先生の乗ったバスが通りかかる。
子どもたちに気付いた大石先生、バスを止めても
らい、降りてくる。それを見て、子どもたちが、
「せんせー」と言って駆け寄る。
大石先生 「どうしたん?」
子どもたち「せんせーの顔、見に来たん」
「え~ん・・・」と泣く子どもたち。
この場面を思いだすだけで、「ぐっ」ときて、涙が出
そうになります。
やっぱり、アクション、ドンパチよりも、胸に、
「じ~ん」とくる物の方が良いです。
二十四の瞳は、昭和初期からの、不況、戦争の
影、軍国主義の時代を描いていました。
同じ戦争を描くのでも、カッコよさ、「国のために
命を捨てるのは、当然」、好戦気分を舞い上がら
せる物など、言語道断、もっての外です。