命短し恋せよ乙女 | 瞳 まもるのブログ

瞳 まもるのブログ

ブログの説明を入力します。

  アイドルの卒業式を見ました。通常なら、

 

  「やるべきことは、やり切った」

 

 この達成感、これから歩む道への希望を胸に、

 

 他のメンバーの祝福しながらも寂しい表情など、

 

 みんなで行うものです。

 

  でも、彼女は違いました。番組司会者2人と

 

 彼女だけで行われました。

 

  彼女は、

 

  「恋愛禁止」

 

 この、アイドルの禁を破って、男性と交際して

 

 いることが公表され、数か月、活動を自粛して

 

 いました。久しぶりの登場が、この日でした。

 

  年頃になれば、異性に心惹かれることは、

 

 当然起こることです。それが、アイドルは、

 

 あってはいけないことになっています。

 

  愛しく想う・・・心、胸の中であれば、一向に

 

 構いません。寧ろ、恋愛を経験していない者に、

 

 本当の愛の歌など、歌えないと思います。

 

  しかし、実際に行動に移した・・・彼女も、

 

 それがばれれば、どういうことになるかは解って

 

 いたはず。でも、抑えきれなかったのでしょう

 

 か?

 

  彼女の所属するグループには、別にキャプテン

 

 がいます。この人は、硬軟併せ持ち、メンバーを

 

 統率できる人です。

 

  でも、卒業する彼女は、もう、優しさ、笑顔の

 

 塊のような人で、幾度となく、メンバーを励まし、

 

 勇気付け、労り、彼女に助けられたメンバーは

 

 何人もいます。

 

  また、ユーモア、機転の利く人でもあり、開始

 

 後、暫くは不安定だった番組も、彼女によって、

 

 何度も助けられました。

 

  その彼女が、グループを去らなければいけなく

 

 なる・・・自分の行動による結果ではあるものの、

 

 これで、本当に良いのでしょうか?

 

  久しぶりに画面に映った彼女は、頬がこけ、

 

 やつれて見えました。

 

  司会者の卒業証書朗読中に彼女の頬を、涙が

 

 伝います。

 

  「本当は、辞めたくない、みんなと一緒に

 

   活動したい」

 

 という、無念の涙、寂しくて堪らない涙でしょう。

 

  彼女をここまで追い込むことになった記者、

 

 カメラマンは、

 

  「人の一生を左右しかねない」

 

 という、重大な意識を持っているのか?

 

  自分より弱い立場の者に向かって、欲望の

 

 はけ口を求めているだけではないのか?

 

  そんな疑問さえ、湧いてきます。

 

  そして、10~20代の女性を預かっている、

 

 所謂、「運営」側はというと、彼女たちをストー

 

 カーから守る具体的な策を講じず(その為に

 

 「卒業」するしかなかったメンバーもいます)、

 

 ナチスに酷似の衣装を複数回にわたって着せ、

 

 その後に、責任逃れのようなコメントを出す、

 

 こんな大人たちに、純真な彼女たちを任せる

 

 ことが、果たしてできるのか?「恋愛禁止」など

 

 という、酷なことを命じることができるのか?

 

 甚だ疑問です。

 

  覆水盆に返らずと言いますが、何とか復帰でき

 

 ないものかと考えます。

 

  もし、もしそれがダメでも、今後の、彼女の

 

 新しい人生が、この悲しみを慰め、元気付けて

 

 くれるような、幸せな日々であるように・・・

 

 そう願わずには、いられません。