紅葉が深まっています。日本三大渓谷美と
称される寒霞渓(かんかけい)は、大変な賑わい
だそうです。
毎日通る、山間の道。雨に濡れ、しっとりと
した、瑞々しい景色、秋晴れの日差しに映える
景色、どちらも美しいです。
でも、このところの強風で、早くも、道の両脇
には、たくさんの落葉が重なっています。
「ちょっと、早すぎるんじゃないか?」
本当なら、これから、さらに色合いを鮮やか
にしていくであろう樹々。それが、その前に
散っていくのだろうか?と不安です。
一昨日、その山間の道。木漏れ日の中、風に
吹かれ、木の葉が舞っている中を通り過ぎた
時には、深い趣きを感じました。春風に、桜の
花弁が舞う如く。
桜の花が散った後には、若葉がどんどん
成長していくのですが、木の葉が風に運ばれた
後は、樹々は裸。そして、寂しい冬が待っている
と考えると、もの悲しくなります。