昨日、車で、島の中心部から遠く離れた海岸
沿いを走っていますと、前方に、
「親指を立てた、笑顔のサングラス姿」の
外国人男性が、こっちを向いて立っています。
「おっ、これが話に聞く、ヒッチハイクの
ポーズか!」
初めて見るその姿に、ちょっとドキドキ( *´艸`)
しかも、外国人|д゚)
スピードを緩め、近づいて行き、窓ガラスを
下げます。
彼は、地図を差し出し、「ここへ行きたい」と
言います。それは、あまりに遠い距離です。
その内、「LET me・・・」と言い始めました。
「車に乗せてくれませんか?」とわかりました。
「途中までしか行けませんが、いいですか?」
「いいです」
(以上、すべて、英語と日本語の会話。でも、
通じるもんです。)
早速、助手席のドアを開け、乗せてあげまし
た。「アリガトウ」と言いました。そして、シートを
触り、車をほめてくれました( *´艸`)(軽4です)
走行中、彼に、
「日本国憲法第九条をご存知ですか?」
「安倍首相をどう思いますか?」
と訊いてみようかと思いましたが、
(これくらいの英語はできます。)
そう思っている内に、僕の目的地と、彼の目的
地への分岐点に来ました。
「LONG and winding・・・」
と、ビートルズの曲の歌詞を持ち出し、その
距離と曲がりくねった道のあることを説明すると
「ダイジョウブ」
と言っていました。
あまりに遠い、その距離。僕に、その後の、
しかも、時間が迫っている用事が無ければ、
そのまま乗せて行けたのに。
別れ際、僕「GOOD luck!」
彼「アリガトウ、アリガトウ」
そして、その後、今でも、彼のその後と、
一緒に目的地に行ってあげられなかった申し訳
なさに、心がモヤモヤしたままです。
まだ、僕が20代後半だった頃、香港よりの
旅行者の若い男性に、英語で、
「中国に返還されますね」
「日本の印象は?」
と、自分から尋ねて以来の、本当に久しぶりの
外国人との会話でした。
「彼、無事、元気に、目的地に着けたか
なあ・・・」