最近、ネットで、1973(昭和48)年の、
沢田研二さんのラジオ放送を聴きました。
ザ・タイガースについての質問に答える
ジュリー。話題は、トッポ脱退に至ります。
今でも、傑作と評されるLP
「ヒューマン・ルネッサンス」。それに続く、
全曲オリジナルの、意欲的なアルバムを制作中、
トッポ突然の失踪、脱退。
そこで流れた曲(一部分)。
「さざ波」、「悪魔の子供」の2曲。多分、どちらも
仮の題でしょう。伴奏だけの状態です。
前者は穏やかな、後者は、鋭いギターの音も
あるロックです。歌詞は全く紹介されていません。
どうして、そんな意欲的な仕事をしている時に、
本人が、「『ヒューマンルネッサンス』だけを評価
する」と言っている、それに続く物を制作中に
脱退したのか、今でも理解できません。
そのアルバム、未だに全貌はわからず、発売
もされていません。(「坊や祈っておくれ」だけは
コンサートでも歌われ、有名ですが)
この3曲を想うだけでも、
「ああ、このLPが発売されていたなら、どんなに
素晴らしい物だっただろう」
と、本当に残念でなりません。