第二次怪獣ブーム、(後に変身ブーム)スタート時
小学校低学年だった僕、円谷、石森の各ヒーロー、
その他、百花繚乱の番組を見られて幸せでした。
その前の番組も、よく再放送されていました。
そして、その番組を見る時、母に、藁半紙や画用紙
を糸で綴じて作ってもらったノートに、サブタイトル、
登場怪獣、怪人、「決め技」を書き込んでいました。
「決め技」・・・ヒーローが相手を倒した技です。
つまり、必殺技です。
でも、「必殺=必ず殺す」・・・子どもの頃から、こんな
言葉に接するのはよくないと思います。
当時、よく必殺技という言葉は目にしました。主題歌
にも登場します。
ある出版社がそれを考えて、「決め技」という言葉を
選んだためでしょう。僕も、こちらを使っていました。
幼い僕に、「必殺技」はあくまでも「ひっさつわざ」
であり、そんな事は考えてもいませんでした。
円谷プロでは、子どもたちの事を考え、残虐な場面、
血が流れる場面は描かなかったといいます。防衛隊
のメカも、かっこいい、未来の「空想特撮シリーズ」に
ふさわしい物でした。
ところが、近頃、きな臭い空気が漂い始めるのと
期を同じくしてか、「自衛隊の協力の下、本格的な
撮影」をアピールしたり、登場の組織、衣装も、実際
の軍隊と見紛うものがあまりにも多いです。
もっと、子どもたちには、明るい未来を見てほしい
ですし、実際の世界も、そんな未来を受け継いで
ほしいです。
まさか、政府の意を汲んで、子どもたちを洗脳しよう
としているところはないでしょうね。