子供の頃、
親父の仕事が好きで現場に
よくついていった。
親父の仕事は電気工事だ。
まぁ行っても手元補助しか出来ないが
知り合いの大工の棟梁にノコギリの引き方
カンナのかけ方を教えて貰った。
施主が10時と3時にお茶菓子などを
出してくれる。
我が家はおやつ制度が無い家庭だったので、
子ども心に「大人はズルイ❗」と
程度の低い嫉妬をしたものだ。
昨日久しぶりにお客様からおやつを頂いた。
お菓子その物より「気遣い」が嬉しい。
若いメンバーは戸惑っていたが、
私のようなオジサン枠には
嬉なつかしだった。
作業も前倒しで進んだのもあり、
帰り際にご祝儀(今では非常に珍しい)
を協力会社の全員に頂いた。
前記した大工の棟梁は一般住宅や神社仏閣を
仕事場にしていたので、
風習と言うか慣習があったそうだ。
これは、安全祈願と福のお裾分けらしい。
最近は、ドライ過ぎて微笑む事もない。
「お金」の話ではなく「思いやり」の
話です。