パチンコ人材紹介奮戦記 -4ページ目

パチンコ人材紹介奮戦記

もうすぐ40歳の中年エージェントが日々奮戦している有様をお届けします。

転職希望者の皆様と日々お会いし、ご面談を重ねていると、いまだに「人材紹介への妄想」があるなと感じるときが多々あります。


多いものを2点ほど上げると、


①絶対に転職できる


②紹介利用し、エージェントに仲介してもらうと年収がUPする


というもの。

私の意見としては、「それは、貴方次第です」としか言いようがありません。


では1つづつご説明します。



【①絶対に転職できる】


実は、とても難しい質問なんです。


もちろん、転職相談にお越しいただいた皆さんが「幸せな転職」ができればいいなと思います。


もっというと、「幸せな就業」をしてもらいたいとも思います。


なので、以前にも書いたように「辞めない選択」もあるという前提で面談を行うこともあります。


ではなぜ、「絶対」が「妄想」なのかといいますと、採用するかしないかは、求人企業側が決めることだからです。


また、内定が出ても入社するかしないかはご本人が決めることですので、私個人的には、そこの意思決定にエージェントが介在してはいけないと感じています。


ですので、私は求人企業、求職者の双方に「採用しましょう」「入社しましょう」というような無理強いをしません。

皆さんが「考えて」「決める」ためのバックアップ・フォローはいくらでもします。


また、厳しい話ですが、大きくスキル・能力・経験が低い方や、仕事に対する考え方が稚拙な方は転職支援ができない場合もあります。

若いころや、日々の仕事に向き合ってこなかった方はツケがこういう時にやってきます。

もうご自身が変わる勇気をもってもらうしかないかもしれません。



【②紹介利用し、エージェントに仲介してもらうと年収がUPする】


これもありません。

結果として、年収がUPするケースはありますが、それは、エージェントが仲介したからではなく、その年収が「あなたの適正な年収」 だからであると考えています。


ちなみに、「年収」とは「人材としての市場価値」であり、とても客観的なものです。

これは上げようも下げようもありません。

給与UPは入社後に自分が頑張ってもぎ取るしかないんです。


なので「この方は年収〇〇〇万円欲しいといっています。上げてください」

といった交渉はまずやりません。

これをやりますと、内定が取り消されます。


【じゃあ、エージェントの役割は?】


じつは、とてもシンプルです


「様々な方法・手段で就業を支援する」


これだけだと思っています。

「転職」ではなく、「就業」です。辞めないで今の会社にいた方が良いケースであれば、その方向の支援をします。(もちろん、ご本人と話し合い、理解が得られた場合のみですが)


また、様々な手段というのは、レジュメの作成フォローや企業研究等の「外に向かうもの」だけでなく、ご自身のスキルや経験、思考・志向等の「内面的」部分を客観視して頂き、「素の自分を余さず」表現してもらうことではと考えています。


その結果として、


「自分が発揮できるフィールド」で


「適正な年収」


「適正な職位」


で就業・転職する事が出来てくるのではと考えています。



転職エージェントとしては、少々地味で物足りないかもしれませんが、これからの厳しい経済状況や業界の方向性を考えてみれば、こういうエージェントが少しくらいはいてもいいかなと思っています。


ちなみに、この思いが「素の私」かな?と思っています。

今日は、今まで私が転職支援した方の転職成功事例を書いていきます。


表題に①とありますように、定期的に転職成功者の事例は書いていきますのでご期待ください。


【Aさんとの出会い】

もういまから5年ほど前になります。

当時Aさんは神奈川県内のホールで主任として勤務されており年収500万、年齢は32歳、転職回数は2回という方でした。

年齢の割に職位が低く、業務レベル・スキルも特に優れているわけではありませんでしたので、すぐに転職しても、良くて「班長で400万」というような内定しか出ないと判断し、この転職で幸せになれるのかな?と悩むところでした。


ちなみにAさんの転職理由は、

「新たな出店もなく、上の役職が詰まっている。上司は会社にぶら下がっているのでたぶん辞めない。このままいけば40歳になっても主任どまりであろう。この業界でもっと上をめざし、ダイナミックな仕事に挑戦したい」


というものでした。


【Aさん内定勝ち取るが!】

まずはAさんの希望もありましたので、すぐにある企業にご紹介しました。

持前の前向きさが評価され、年収・職位は据え置きで内定を勝ち取りました・・・・が、


「社長に退職届を出したら、受け取ってもらえませんでした。しかも、引き止め金として、給与以外に一時金として100万くれると・・・」

「給与を5万円上げてくれるそうです」

「あの社長がそこまで自分を評価してくれていたとは・・・」

「社長の親心を理解していなかった自分は大馬鹿野郎です」


結局、Aさんは奥様とも相談し、内定は辞退されました。

但し、100万円は受け取らなかったそうです。


【ここから本気の転職活動開始!】

私とAさんは、今後のキャリアプランを話し合い、以下のような方向で転職活動を続けることとしました。


①年収、職位は絶対にこだわらない。


②Aさんに足りない経験を積むことができ、それに伴い能力を開発していける企業を最優先にする。


③昇給・昇格の基準が明確で、人事評価に透明性があり「どうやったら上がるか」が明確な企業にいく。


【2回目の内定】

1社目の内定を辞退して、2年が経過していました。

Aさんの上司であった店長は経営者と意見が合わず降格されたそうで、Aさんは34歳で店長になっていました。


ちょうどそのころ、Aさんと決めた①~③までの条件がそろった企業から求人があり、Aさんと相談の上、即エントリーしたところ、見事内定を勝ち取ることが出来ました!

ちなみに、役職は2つダウン、年収は100万ダウンでしたが、Aさんは迷わず入社しました。


のちに、その企業の人事部長に、Aさんを採用した理由を聞いたところ、


「上が詰まっている組織で長く主任をやっていたが腐らず前向きに努力して、自力で店長になったパワー」


「どんな困難な状況でも他罰的思考ではなく、自分で工夫してカベを乗り越えてきている」


「これから先、やりたいことが明確で前向きである。」


この3点を高く評価したとのことでした。


【現在のAさん】

入社して3年目のAさんですが、店長に昇格されました。

年収については、転職前と比べ200万のUPとなっています。


どうやら、年末の新店を任されるそうで、しっかりと地に足をつけて毎日忙しく頑張っています。


【振り返り】

Aさんがなぜ成功したかといいますと、


・転職の目的

・(仕事の)やりたいこと、目標が明確


この2点に尽きると思われます。

これらがしっかりとしていたため、Aさんは困難も乗り越えることができ、日々の業務を前向きに進めてきたからこその結果です。


これからもこのような良い転職を支援すべく、私も努力していきます。





本日のテーマは、求人企業と求職者の温度差について書いていきます。

つまり、双方の思いの違いについてになります。


まずは、求職者のみなさんの思いですが、


「何度か転職はしたが、結果は出してきている。自身はある」

「面接にさえ進めれば自分の実績をアピールできる」

「今までの転職は間違っていない。会社や上司に恵まれなかっただけだ」


このように、自己の実績や能力に自信があり、過去については他罰的思考を持っている方。

結構多いです、このタイプの方。


このようなタイプの方に限らず、求職者さん全般にいえることとして、「経験・実績・能力」さえあれば、転職に成功すると思っている方が大多数ではないでしょうか?



それでは、求人企業様はキャリア採用にどのようなお考えをお持ちかといいますと、


「書類選考の段階で、経験値・能力は大体把握する」

「もちろん過去の実績は判断材料にするが、当社で同じ成果を出せるかはわからないのであまり重視しない」

「面接では過去の入社・退社の理由と、業務を進める上での基本的な思考を重視し選考する」


つまり、経験や能力よりもそれ以外の部分、「何か行動するときの考え方」を重視しています。


このように客観的に双方を見ていくと、大きな温度差があることがわかります。

もっとわかりやすくご説明しますと・・・・


求職者さんは、「スキル重視」で選考されるという誤解。

求人企業様は、「能力はあって当たり前、必要なのは考え方・人柄」というスタンス。


ということになります。


よって、このあたりの事情を考えながらの転職準備が必要になってきます。


具体的には、

・応募書類の作りこみ・・・書類選考対策

・面接準備・・・想定される質問に対する答えを準備するだけでなく、表現の方法や説明の順番まで考える。


特に、面接は重要です。

同じことを説明・回答するにも、言い方や言葉の選び方、話す順序によって、相手(面接官)が受ける印象は180度変わってきますので、担当エージェントを相手に模擬面接を行ってみたりする等の練習・確認までしておいた方が良いと思います。


どんなに行きたい会社でも、選考してもらえるのは一度きりのワンチャンスです。

後悔しないよう、よく準備して挑んでください。







企業様へ求職者さんをご紹介する際は、必ず事前に数回の面談を行っております。


その面談にて、ご本人のお人柄や、経歴・経験・スキルを確認を行い、ベストマッチな企業をご紹介していくわけなんですが、この面談で本音を話してもらえないこともあります。


過去に合ったケースです。仮にAさんとしましょう


私 : 転職にあたり、ご希望事項はありますか?


Aさん : 現在は年収で600万円もらっていますが、このご時世ですので、贅沢は言いません。役職も1ランク下がるのは覚悟しています。年収については100万ダウンくらいならしょうがないと考えています。


私 : 良い選択ですね。現在の転職市場を考えると素晴らしいお考えです。もちろん待遇が良いに越したことはありませんが、まずは各企業にあたってみます・・・・



そして、ある企業の面接を受けて頂き、Aさんは見事内定を勝ち取りましたが・・・・


Aさん : せっかく内定を頂きましたが辞退させていただきたいんですが・・・・


私 : え、Aさんのご希望になかり近い企業ですよ?現在より年収は下がりますが、新規店の出店もありますから上のポストも空いてますし、それに伴って給与も上がる見込みがちゃんとありますよ?将来性も見込めるのになぜですか?


Aさん:本音を言うと年収はダウンさせたくないんです。上がる見込みはあっても確約ではありませんし・・・


色々と話を聞いてみると、Aさんには離婚歴があり、養育費に支払等があるため年収はダウンできないということでした。

最初の面談のときに言い出せなかったのは、そのあたりの事情を話せなかったことと、単純にいい人材と思われたい「見得」だったとのことでした。


転職エージェントとの面談はあくまでも面談であり、「面接」ではありませんので、なんでも本音でお話頂けた方が有難いです。


ベストマッチな紹介をするためにとても重要な事ですので、もしそのような機会があったら何でも本音で話しましょう。


良いエージェントならば、どんなネガティブな要素があっても、求職者さんが幸せな転職ができるようあの手この手で支援してくれるはずですので、信頼していろいろご相談してみてください。




転職希望の方々と日々お会いし、ご面談しておりますが、転職希望の方からよく聞かれる質問の中で、


「相場はどんなもんでしょうか?」


というものがあります。


つまり、ご自身の市場価値を知りたいということでしょう。



そこで、年齢・職位でみるP業界での転職相場を書いていきます。


【20代前半】

現役職:一般社員~班長

現年収:300万~400万


・転職後

役職:一般社員~班長

年収:350万前後


どの企業様も採用したがる年代の方々です。実際のスキルよりもポテンシャル重視で選考される傾向があります。



【20代中~後半】

現役職:主任~副店長

現年収:450万~550万


・転職後

役職:班長~主任

年収:500万前後


まだ若手といってもよい層ですので、求められる能力として、「前向き」「貪欲さ」「向上心」といったものがあげられます。逆に受動的に仕事をしてきている人材は転職に困り始める層でもあります。

職位は1ランク下がる事が多くなります。


【30代前半】

現役職:店長

現年収:600万~700万


・転職後

役職:副店長(直近の店長候補)

年収:550万~600万


このクラスになってきますと、一定水準以上の能力がある前提での採用になりますので、あとは、「当社に合うか合わないか?」「当社のフィールドで成果を出せるか」といった部分をとてもよく見られます。

採用の条件にしても、「まずはこのくらいからスタートさせてみて、成果が出てきたらしっかり評価しよう」という企業さんが多くなります。

よって、職位・年収ともに下がる事がありますが、成果を出せばしっかり評価してもらえます。


【30代中盤~後半】

現役職:店長(経験5年以上)or営業部長・エリア長等

現年収:700万~800万

・転職後

役職:副店長(直近の店長候補)

年収:550万~600万


このくらいの年齢層から転職が厳しくなり始めます。

年収や職位もダウンでの転職になるケースが多いですが、これは昨今の業界事情をかんがみた場合、仕方がないtも思います。

又、このクラスの方々は大ベテランでもありますので、採用時の条件よりも入社後に成果・実績を出して、「自分で給与をもぎ取る」といった意識が必要です。


ざっと、このようなイメージを描いていただくとわかりやすいかと思います。