今年で3年、迷走した日本のコロナ対応も、マスク解禁で一段落しました。ようやく日本もコロナを卒業できたようです。(*1)


 入学からコロナ禍3年間の今年の卒業生は、ほんの一瞬ですが、マスクの無い卒業式が出来て本当に良かったと、誰もが思ったのではないでしょうか。ちょうど、春うららのいい季節のひとときを大いに羽を伸ばして欲しいものです。


 この頃卒業と言えば、どうしても「人生の卒業」の方に意識が行き、それに関する記事に目が止まってしまうのです。そんな中で今更ですが、夫婦間の問題で、大いに納得した説明に出合いました。(*2)


 曰く、「男女はムカつき合うことが大前提の、ペアの装置である」


 何という衝撃的で本質を言い当てている言葉でしょう。
元々かけ離れた感性の遺伝子が出合うことで、生存の可能性が高くなるという、いわゆる動物的本能で引かれあった夫婦が多い、と言うわけで、脳科学からすれば当たり前のことなんですね。


 女性は右脳(感じる)と左脳(言葉)の連携がスムーズで、脳に溢れる言葉を口にしないとストレスが溜まるそうで、お土産の包みの開け方から食べ方、果てはゴミの捨て方まで細かいことを「朝から晩まで指示し続ける」んです。<まるで私の私生活をのぞき見しているように言い当てています>
逆に、男は沈黙することで、脳のメンテナンスを行っている。
<全く正しい言い訳です>


 更に続けてヒトの脳には、とっさに使う思考回路が二つあり、一つは「ことの経緯を反芻して、気付きを生み出す回路」、もう一つは「今できることをさっさと片付けていく回路」。誰もが両方持っているが、同時には使えないのでい
ずれかを選ぶことになる。


 結果、「おいしそうなケーキ買ってきたの、食べる?」<今おなかいっぱいで>「いらん!」と答えたなら、「そう言えば昨日、飲み過ぎたんでしょう!」「夕べたのしそうにしてたわね!」と、思考回路前者である、記憶を反芻し嫌味と共
に原因を探ろうとします。一方男の思考は、あとで「食べる」かも知れないが、今は「いらん」と言う結論を直裁に述べたに過ぎない。<これで約30分は嫌味を聞かなければならない>


 男性よ、共感力を持て!が結論ですが、脳科学において男性は共感力の向上は望めないので、男性は共感型の会話を練習すること!というのが老後の平和につながる
と、宣います。
 バトルからの卒業は出来ず、修行は永遠に続きます。生涯学習とはこのことのようです。

 

 *1:卒業式に合わせたのか?中途半端な日にちで、最後まで明確な論理や信念に基づくことが無いため、国民に十分な説明をすることもありませんでした。


 *2:黒川伊保子「夫婦のトリセツ」PRESIDENT3月31日号エッセイより、かなり個人的バイアス(色眼鏡)がかかっていますので、正確には氏の同名の本を読んで下さいね。


 *3:「今、どんなときに幸せを感じますか?」という質問に、女性は「家族と団らん」と男性は「趣味に没頭」がそれぞれトップ。お金を使って良かったと思えることは、旅行・住居・趣味という順位は男女とも変わらず。意外なことに住居が2番に入っています。年齢と共に家にいることが多くなる訳ですから、ヒートショックの無い快適性と「個」を重視した住まいが、定年後の心豊かな生活をおくる下支えしてくれる筈です。その様なリフォームも、是非スペースツーワンにご相談下さい。