私たちもフェイク(虚偽)ニュースを見抜けない!?
偽情報だと81.2%の人が気づかないという衝撃結果を読みました(*1)


 プーチン大統領は自己正当化のために、プロパガンダと言われる偽情報をばらまいているのを苦々しく思っています。でも前のアメリカ大統領だって自分に不利な情報は全て、フェイクと言い続けていました。もちろん、日本も大本営発表が誇大広告と隠匿に満ちていた過去を持ち、モリカケに至る秘匿と改ざんの系譜は続いています。


 ウクライナの戦況に於ける頑張りは、英米の情報提供が大きいように思っていす。いつの時代も、戦いに重要なのは情報でしょう。相手の兵力や、どこを攻めるか等の
情報が正確に早く伝わることで、戦況は一変します。

 

 情報を制することが、戦いを制すると孫子の兵法以前から考えられていたようで、狼煙(のろし)が優れた伝達方法として使われてきました。自治会と小学校の共同イ
ベントで、伝達方法を確かめたことがあります。応援旗、鏡、発煙筒と言う3種でしたが、車載の発煙筒の狼煙は誰でも視認できました。(*2)


 狼煙もフェイクの狼煙によって西周という国が滅んだ記録があります。元帝国のモンゴル軍は、分散して行軍していた軍を、意表を突いて一気に集中させ、攻撃するのが得意だったのですが、その各軍間の伝達は「矢の騎兵」という伝達者が走り回るというフェイクの無い情報ネットワークがあったそうです。

 

 情報戦で日本も勝利したと言われているのが、日露戦争です。実は、7つの海を制する同盟国の英国が、その頃すでに世界中に海底ケーブルを引いていて、バルチック艦隊の動きを知らせてくれた。そんな情報戦の勝利が勝敗を決めた要因だったと言います。


 今はIT技術の発達で情報戦も複雑化、巧妙化して、フェイクかどうかを益々分かりづらくしています。SNSでは個人が発信できる良さの反面、炎上という一面思考に流れることもしばしば起こっています。これから判断を頼ることになりそうなAIにしても、あくまでも過去の事例を学習することで、成功率の高い選択肢を示せるのです。
その学習過程で恣意性を排除できるか心配です。


 世の中は段々良くなると無邪気に考えていました。「腐敗こそが、その国のエネルギーなのだ」(*3)なんて言う言葉を今の世界各国をみて、なるほどと思ってしまうのは、私だけでしょうか?


 口角泡を飛ばしても「歳のせい」と鼻にもかけられず、我が家は段々平和に向かっています。


1:https://www.glocom.ac.jp/activities/media/7119
*2:実験は、晴れた日に約2Km離れた山とのやり取りで、旗は目がいい人だけ(約半数)が確認でき、鏡は方向が重要で確実性に欠けました。狼煙は、中国の周(紀元前7~8世紀)の時代には使
われていたと言うことです。18km見えたという記録がありますが実際は、もっと短い距離で伝達して行き、武田信玄は、156km離れた上杉謙信の動きを2時間で知ることが出来たそうです。

*3:腐敗を組み込んだシステムとみるべきで、理想の民主主義
へ発展していくというのは夢想である「The Wor
ld 
世界のしくみ」リチャード・ハース
参考図書:オリエント 東西の戦略史と現代経営論<三谷宏治、
守屋淳>、世界を創った男チンギス・ハン<堺屋太一>