「地球は青かった」

人類が初めて宇宙空間から地球を眺めて発した言葉として、忘れ得ません。1961年、もう60年前のことですが、ガガーリンが初めて宇宙に飛び立ち、世界中が湧き、胸躍らせたものです。(*1)


 それが今、宇宙旅行が実現する世の中となりました。昨年は民生宇宙開発元年と言われ、スペースX社やアマゾン、ベゾズ氏が、一般人を宇宙空間に送り込みました。(*1)
政府主導から民間へ開発拠点が移ったのです。日本でも、ホリエモンこと堀江貴文氏が出資する民生ロケットも成功しています。


 昨年末には、前澤友作氏がソユーズで国際宇宙ステーションへと、宇宙旅行を実現化しました。ついに宇宙がビジネスになる時代へと変化したのです。「ロケットを飛ばすこと」を競い合う時代から、宇宙で何が出来るか?何を実現するか?の競い合いなんです。(*3)


 平和の競い合いならいいのですが、宇宙は軍事力には欠かせません。ここでも米中の摩擦が起こっており、南極のような宇宙利用に対する国際ルールにも、中国とロシアは署名しませんでした。「平和だった宇宙を戦場に変えたのはモスクワと北京だ」と米国元国防長官が述べたように「キラー衛星」やレーザー等を使った衛星への攻撃兵器研究の競争時代に突入しています。


 夜空を見上げてロマンを感じるなんて、昭和平成レトロと一蹴される時が来たようです。開発可能なフロンティアとして、UAEは石油マネーを使い、2117年には火星に持続可能な都市建設をするとぶち上げています。


 持続可能って?なんか聞いたような台詞。そんなお金、地球を持続可能な環境整備に使ってくれたらいいんでは?何て思うのはやっぱり平和ボケ?


 *1:火星移住を目的としたイーロン・マスク氏のスペースX社の「クルードラゴン」。アマゾンの「ブルーオリジン」ではジェフ・ベゾス氏自ら宇宙遊覧。


*2:冒頭の言葉は文章の中の一節。そこだけを抜き出して翻訳した報道機関の大ヒットです。その2年後初の女性飛行士「わたしはカモメ」も言葉の抽出で、第2弾のヒットでした。更に6年後の1969年に月に降り立ったアームストロング船長の「・・・人類の偉大な一歩」は当たり前と言えば失礼でしょうが、インパクトを感じませんでした。それより2番目に続いたオルドリン氏の「地球が浮かんでいる」の方が月からの眺めがイメージ出来て良かったのですが、有名になりませんでしたね。


*3:スペースX社はスターリンクという12,000個の衛星の打上を予定しています。すでに1,200機は打上済みで、全世界をカバーするネットワークインフラを目指しています。グーグルやマイ
クロソフトはすでに契約済みで、益々GAFAに支配される構造は進みそうです。