夏休みは如何お過しだったでしょうか?

太陽が一杯すぎて、外へ出る気力を萎えさせ、更にコロナ禍で予定していた

海のキャンプ場が閉鎖となり、完全自粛の一週間でした。

その少し前に孫達をつれて山のキャンプに行きました。

 

キャンプといっても、キャビンが有りベッドや流しだけのミニキッチンがあり、

車も横付けできて、林の中での自然生活のさわりを味わう、と言った風情です。

 

ウチの孫達に火の点け方や炊飯など、野外生活の知恵を教えるつもりでしたが、

全くの徒労に終わりました。一番驚いたのは「火」に興味を示さないことです。

更に虫が好きなくせに、飛んでいる虫を怖がることです。

 

40年ほど前、中国の人口が10億人を超え、小麦やトウモロコシの不作等で、

中国の世界市場に与える影響がニュースを賑わしていた頃、息子達には、

中国が更に人口が増え続け、肉や魚を主食にし始めたら、「お前達が大人に

なる頃、必ず世界的食糧危機が起こる」と息子達に常々言い聞かせてました。

中国の膨大さを分かり易く、「人間の口の巾は大体8cmだ。それを横に10億個並べたら

地球2周する」「それがパクパクするところを想像して見ろ!」そこで「何でも食べられる

様にしておけ、特に昆虫は良質のタンパク源だ」なんて教えていましたので、虫嫌いは

一人もいません。筈です。

 

最近、宇宙飛行士の訓練で、科学的に「非認知能力」の向上を図ることが出来る様になっ
たそうです。(*1)
 

「あいつは勉強が出来るけど・・・」「あいつは勉強は出来ないけど・・・」と言った場合・・・
の部分が非認知能力で、勉強が出来るのは「認知能力」と言われます。非認知能力は、

コミュニケーション能力や思いやり・共感性、忍耐力・自制心、意欲・向上心などといった、

テストでは数値化が難しい幅広い能力や姿勢という人間の根源的な力を指します。
若田光一氏が、3度目の宇宙ステーションに乗り込む事になっていますが、宇宙ステー
ションは、国も言語も違う人たちが半年狭い空間でひしめき合って生活します。仲が悪く
なって帰りたくても帰れない状況が続くのです。そこで必要なのは、高度な知識はもちろ
んですが、非認知能力が大変重要なスキルであることがわかります。


昔は「出来るやつ」は何でも優秀でした。認知と非認知能力は比例していたのです。

今は高学歴ニートが増えている通り、両能力は分離し、世界でも学力は優秀だが、

非認知能力は、ワースト5にはいるそうです。


与えられた事はちゃんとやれるが、自ら考え行動する事が出来なくなっている。その一因は
大学入試にあるとにらんでいます。何せ、答えが書いてあるのですから!(*2)


自然と戯れ学ぶ時には、当然虫と共生することになります。我が家の場合、親が悪い!

その親を育てた私が悪い!再度機会を作りたかったのですが、短い夏休みが終わりです。


真逆の長い夏休みを取っておられるお国のおえらさん方は、育ちが良すぎ? 国家が病ん
で緊急事態という、認知能力に欠けているのでしょうか? せめて「アホやけどすごいな」なん
て、ハチャメチャな意見でかき回し、活気のある国家の姿を見せてほしいものです。今思えば
昔は非認知能力だけの人、例えば「ハマコ*」先生なんていましたね。・・失礼!


注1:「非認知能力」は、2000年にノーベル経済 学賞を受賞したジェームズ・J・ヘックマン博士によって世界で初めて提唱されました。スペースBDが日本での教育に応用しています。


注2:正解を選ぶ4択が、採点側の論理から多用されています。その技術習得の為高校時代の取り組みは、答えの無い社会にとって無益と思うのです。