今回の地震では、如何お過ごしでしたでしょうか?

大変な思いをされた多くのお宅にお伺いしました。また、被害がなくともエレベーターが止まったり、少なからず影響があった皆様も、多かったとお察し申し上げます。センチュリーマンションでは、建物自体にもかなりの被害が出ています。
 


 ちょうど地震の日は社員旅行で広島に滞在していました。その朝食中に、地震の第一報が携帯に入ってきたのです。

枚方高槻震度6弱という被害が出る大変な震度です。

 

各メディアから情報を得ようとしたのですが、各地の震度情報の繰り返しで、被害状況など知りたい情報は全くと言っていいほど入って来ないのです。どんな様子なのかは遠方からでは知り得ない、と言うのが初めて分かりました。


とりあえず家族への連絡では、人的被害はない、周辺も倒壊という被害が出ていない様子で、先ず一安心。


でも、次段階として詳細被害が気になります。旅行を中止して帰宅の方策を探りましたが、新幹線・高速道路等交通機関が止まっており、やむなく、スケジュール通り観光することに決定。逆に、もう一泊を余儀なくされることも視野に入れながらの行程です。


居残りのメンバーに初期対応をお願いして(自宅マンションが家具倒壊等の被害を受けたメンバーも駆けつけてくれました)、旅行中のメンバーは、携帯に入れてあるお客様全てに連絡を取り、被害の有無を確認、皆様の状況把握に努めました。結果、連絡が取れる範囲の皆様は大過ないとの情報を得たのは15時頃でした。


新幹線をはじめ、各交通機関情報も特定した個別情報は交錯し、実際のところが掴めません。列車内缶詰も考慮して、スタッフ・職人以外はもう一泊を覚悟していたのですが、結局駅で少々の遅れで、全員帰宅の途につけました。

 



1.情報について 

 今回は家族やお客様に連絡が取れる状況だったので、それなりに事態把握が出来ましたが、マスメディアのみの情報では不安しか出てきません。更に言うならば、ニュースの特徴で都市中心部や、被害の大きい場所の情報が繰り返し流され、被害が少なく「安心して下さい」なんて情報は得られないのです。

 

有効だと思ったのは、ペット見守りカメラです。設置していた職人さん宅(枚方)で家具の倒壊等がないことをライブカメラを通して状況を知りました。(*1)


2.家具について 

 今回延べ100件を越える依頼を受け、お伺いした中で最も多かった被害は、モノの落下です。阪神淡路(枚方は震度5)の際には、かなりの家具が転倒したのですが、今回は意外と少なかった。

 

更に耐震補強してある家具からは不思議と落下がなく、補強しなかった家具からは、特に食器棚は足の踏み場もないくらいの食器が割れて散乱したお宅も多く見受けられました。

強調しておきたいのは、家具の耐震補強は大変有効である。との教訓です。更に耐震ラッチ(地震時には戸が開かない)を付ければ更に有効です。

一番目の写真と同じ家で耐震補強をした食器棚

 

同じく同じ家で、左右の家具は奥行き45cm。中央の洋服タンスは奥行き60cm。

ほとんど隙間無く梁下に潜り込んでおり、耐震補強をしなかったら、何と!真ん中だけ倒れたのです。


3.災害時に居合わすとは限らない 

 「災害はいつ、何時起こるか分からない」しかも「忘れずにやってくる」のです。もし、別の場所で阪神淡路級の地震に遭遇した場合、ペット見守りカメラが悲惨さを写す、もしくはカメラさえ壊れたら・・・・。心配な家族のもとへ・・・。大渋滞に巻き込まれます。


慌てて帰るのではなく、家族は近隣の方々が守って下さる、と信じ、身の回りの救助に当たりましょう。近隣の方々との連携、私たちはそんな街づくりを目指すべきでしょう。

 


 数日を経て大雨が降り、自宅の街で避難所開設を余儀なくされ、2日間昼夜にわたり常駐しました。数人仕事を休んで詰めて頂きましたが、通じて1人の避難者が来られたのみ。

 

多くの死者を前に「果たして、避難情報を出すタイミングは良かったのか検証する必要がありそうです。」なんてマスコミが煽っています。

 

でも、住民はハザードマップに危険地域どうか知りうる立場にあります。基本的に自己責任の範疇だと考えます。

 

もちろん正解はありませんが、役所はますます責任回避のため避難情報を頻発し、私たちはますます役所頼みとなる悪循環を断ち切る必要が、少なくともありそうです。


*1:ペット(犬)は揺れる1,2秒前から危険を察知し暴れていました。人も縦揺れの場合は「ドドド・・・」と言う音が先に気づける場合があります。でも犬は逃げようとしますが、私たちは”あ!”っと思うだけで、何も出来ないですね。

 

 

 

  大塚滋