作り方はその②

 

 

今回は鶏とリンゴの組み合わせ。

やっぱり家内が買って冷蔵庫に忘れ去られたリンゴと、解凍されたままのもも肉を、見るに見かねて考えついた料理です。

 

ヒントはお客様のお話。懇意にされているシェフの「鶏の丸焼き」にはリンゴが詰まっていて、本当に美味しいと仰っていたのを思い出したのです。(*1)

果実にはタンパク質分解酵素が含まれており、パイナップルやキウイ程ではありませんが、リンゴにも含まれております。そこで作ってみたら、評価のバロメーターとしている息子が黙って大きなモモ肉をペロっと食べたので、紹介に耐えると載せさせて頂きます。(作り方はその②)


時々小出しにウチの家族の様子を開示していますが、花王の調査によると、家庭内では「個」の意識や行動が強まり距離感を求める傾向にあるとそうですが、正しく我が家はその最先端を走っているようです。但し概ね家族としての生活には満足しているとあります。(*2) 


一方で家族が担ってきた扶養、子育て、介護などの役割には変化があります。現実は高齢者の独居も増え、老々介護も当たり前になっています。ところが税制は、「家族」という単位を基に作られ、未だにそのまま世襲されています。社会が負担することが難しくなっている介護などを考えると、家族単位を越えて「介護ユニット」とや「扶養ユニット」として家族以外の方を税制面等からから支えてもいいように思います。


家族から個へ、欧米に習ったつもりの個人主義は団塊世代以降大いに取り入れられたのですが、どちらかというと「利己」的な側面が強く、多くの弊害を残しています。

 

例えば、声高に叫ばれている働き方改革の中の残業は、米国では仕事を終えた人が自然と同僚の仕事を手伝うそうです。残業はチームとして仕事の分配量に誤りがあるか、想定外のトラブルが発生していると考え、当事者が困っていたら周囲の人間が助けるのが当然だというチームワークの感覚が優先されているようです。(*3)


本来の日本の良さは単一民族のまとまりの良さにあり、集団主義が強みであった筈です。自戒を込めて今一度、集団に属する一員としての役割や権利を「相互に尊重し合い」チームとして強さを発揮したいものです。


介護や高齢化に当てはめれば、本当に強い人は自分の弱さを知った上で、誰かに支えられていることを実感し、自らをゆだねられる人だと言います。衰えや出来なくなったことに意識を向け戦い続けるのではなく、自分のできること、楽しめることに目を向け年齢なりの楽しい日々を過ごすのが幸せにつながる。と様々な人が語っています。(*4)


今回は自分への苦言のようで、「老いては子に従え」なんてことばが浮かびました。そんなこと微塵も出来そうではありません。

出来もしないこと書くな!とお叱りを受けそうですが、「精進して参ります。」

政治家の答弁より少しマシな角界のことばで結びとさせて頂きます。


*1:弊社をご愛顧頂いているドイツにセカンドハウスをお持ちのお客様の話です。シェフはドイツか日本の方かは覚えていませんが、鶏の丸焼きへの詰め物にリンゴを入れる話を聞かせて頂きました。確かに詰め物は餅米等も美味しいのですが、リンゴは香りと甘みが肉に移り我が家でも評判がいいでのす。その再現をモモ肉で目指しました。


*2:花王 生活者の暮らしに関わる意識と行動 http://www.kao.co.jp/lifei/life/report-39/


*3:e日経:2015/4/7 インテカー社長 斉藤ウイリアム氏

 

*4:小澤竹俊「めぐみ在宅クリニック」院長談話・新見政則氏談話参照

 

  大塚滋