今回は空也蒸し。茶碗蒸しは面倒で難しいと思われていませんか?確かにスが入って堅くなるなど、うまく仕上げるのは難しいかも知れませんが、ベース(出汁)が美味しいと、味にはさほど影響がないと思ってチャレンジすることが大切です。
かく言うのも、「コラムはまだですか?」と高橋から催促され(それが彼女の役割です)、「茶碗蒸し」を候補に挙げると、「皆さん蒸し器を出すのも面倒だし、手間掛かるし・・・」なんて、バリアーの高い料理に分類されていそうなので「簡単」を強調したいと思うのです。【続きは「空也蒸しコラム参照】

 

 

定番の茶碗蒸しの具に、豆腐だけを入れたのが「空也蒸し」。簡単に作りましょう。卵一個で二人分出来ます。卵一個だと普段使っている鍋(22cm)と、普段の湯飲み茶碗2つで、改めて準備するものはありません。蓋をずらして割り箸を挟めば、水滴が入ることもありません。

(15分でも固まらなかったら、蓋を調整して下さい。水滴がたくさんつかない写真程度の開け方で、75~80度程度になります。決して火を強くして温度を上げないようにするのが肝要です)

 

温度の上がり方を検証しているところです

いつも使っている鍋の温度の上がり方を調べておけば、失敗がありません。
要は80度以上の温度にせず、ゆっくり固めれば、とろけるような蒸し上がりとなります。

(右の写真はいつも使っている蒸し器。今回はあえて「簡単にできる」を強調するため、蒸し器を使うこと無く日常使いのもので作ってみました。鍋底に何もひかずに、一度失敗しています)

卵        1個

だし汁    150~180ml      あん用100ml

片栗粉    大さじ 1

薄口醤油      少々

塩          少々

豆腐      小1パック

三つ葉      適量     (好みでおろし生姜)

 

卵液:

卵は泡立たないよう溶いて、3倍の出汁で薄め、ざるで漉し茶碗に2/3程度注ぐ。(希釈は4倍まで可能ですが3倍で十分だと思います)
蒸し:

底に布巾を敷いた鍋に水を1cm程度入れ、沸騰させた所へ茶碗を入れ、30秒ほど強火で温度を戻し、あとは弱火で15分蒸す。(ほっておけば出来る簡単料理です)

 

 

15分蒸した状態。

このままあんを掛ければ、「地獄蒸し」

ここで出汁につけておいた豆腐を割り入れ、残りの卵液を注ぎ、同じく15分蒸す。

豆腐を表面に出させるための二度蒸しなので,

豆腐も入れて全量を一回で作っても構いません。

 

卵液より少し濃いめ。

片栗粉は同量の水で溶き、

醤油は小さじ2程度の味付けあんを掛け、

三つ葉を散らして出来上がり。おろし生姜でも美味。

 

応用として、

何も入れずにあんを掛けて「地獄蒸し」。

出汁を1.5倍にすれば「卵豆腐」。

うどんを入れれば「おだまき蒸し」。

夏は梅干しを入れ冷やし茶碗蒸し。

 

 大塚滋