職人さんと慰安旅行に行ってきました。天橋立から夕日ヶ浦温泉への旅路です。天橋立は20数年ぶりです。何度か訪れてはいるのですが、いつも慌ただしく観光しており、今回初めてゆったりと端から端まで歩きました。ゆっくりすると今まで気付かなかった色々なことが分かってきます。


学生の頃、浸食が激しく、突きだした堤防で景観が台無しなんて、地方から来た学生に揶揄され、早々に引き上げた覚えがあります。それが今や白い砂浜が広がり、何とか体裁を保つまでに回復していました。更に20年後には、現状ののこぎり状の不自然が「潜堤」により、なめらかになる予定だそうです。

 

http://www.pref.kyoto.jp/tango/tango-doboku/kids_amanohasidate.html

 

また、本来砂地で水も栄養もない環境に育つ約5千本ある松が、富栄養化してきたため根は張らないのに幹だけは育ち、倒木につながるそうです。また、水も栄養もたっぷりだと広葉樹に植生遷移し、松林が淘汰されかねないので、土を入れ替えているとのことです。昔は松の小枝や葉を拾って燃料としていた結果、富栄養化を防いでいたようで、松林と人との共生があったようです。

 

  

天橋立途中に立ち寄った 「日本の滝100選 : 金引の滝」と天橋立で食べた海鮮丼

 

 

行基のいわれのお寺「如意寺」 ツツジがいっぱいありましたので連休には見頃を迎えるでしょうね

 

  

 

夕日ヶ浦温泉での夕食「かにづくし」    小天橋の誰もいない海岸      豊岡のモンゴル民族博物館

 

思えば、私の代だけでも燃料は薪から灯油やガス、電気へと変化してきました。自然との共生から、化石燃料へと変化し、原子力の灯火という次なる夢は、希望から必要悪化して人類の重しとなって来ている様に思います。東芝の買収したウェスティングハウス社の赤字が1兆円と聞き、正しく病魔に冒された大企業と落胆が隠せません。東芝の照明は“マツダランプ”というネーミングでゾロアスター教の光の神様アフラ=マズダに由来していると言うのを昔聞き、東芝の密かなるファンでした。(*1)


ところが、東芝は一昨年10月省エネで急激に普及しつつあったLEDから撤退しました。業界2位のシェアーを持っていたにもかかわらず、です。世界市場はこれからという有望市場です。結果的にこの頃はもう病んでいたのでしょうね。アイリスオーヤマが非常に安く売り始め、追従した各社による価格破壊が起こりました。この頃のことはよーく覚えています。どの価格が正当なのか分からないぐらい急激かつ値下げ幅が大きかったので、お客様にどう勧めたら良いのか迷うほどだったのです。


東芝に限らず、大企業病とはシェアーを守ること、すなわち部門を守るため、会社を守るためと言いつつ赤字を垂れ流し、責任を取らないため、泥沼競争に業界を巻き込んで勝者を無くすことにありそうです。まあ、官僚化と言われる現象でしょうか。「どう生きるか」より「どこに属するか」の方が重要で「リスク」より「保身」です。結局やめる社員がいないから中途採用がない、自社しか知らず、自社しか適応できない井の中の蛙状態ですね。


人のことだと言ってられません。宇宙に壮大な夢を語るスペースXのイーロン・マスク氏は

 「ボスのために働かないで下さい」

 「地球の未来のために働いて下さい」

なんてかっこいい言葉を吐いていますが、ウチはどうなのでしょう?

 「ボス??  そんなの眼中にない!」

 「 お客様のために働いています!」

 「ごもっとも・・・」


*1:エジソンが創始者のGEから東芝がタングステン電球「マズダ」をライセンス取得したもので、米国のブランド名だったと後々知りました。「マズダ」を日本的に読み易く「マツダ」にしたようです。車のマツダも「松田」からのネーミングですが、同じ趣旨から表記をMAZDAとしています。またそのエジソンと直流か交流かの電流戦争で争った勝者がウェスティングハウス社で、何か因縁を感じますね。