できないことがなくなる技術(1分で感動:吉永 圭佑) | 戦闘型社会福祉士ケアブラックのブログ

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Gさんはコーチになるためにとあるコーチングスクールで技術を学びコーチの資格をとりました。
そして、クライアントを集めるために「集客でうまくいっている先輩コーチにやり方を教えてもらったのですがまったくうまくいかず、困っています」と相談にいらっしゃいました。

Gさんに、詳しく聞いたところ
「コーチングスクールの先輩で1ヵ月20人以上のクライアントを集めてキャンセル待ちができている人に集客の仕方を聞いたんです。その人は、メールマガジンを発行してそのメールマガジンで自身のコーチングを紹介することで毎月20人の新規顧客を獲得しているということでした。その話を聞き、私も早速メールマガジンを発行してコーチングの紹介をしたのですがまったく申込がありません。先輩に教わったとおりにやったのですが結果がでなくて困っているんです」とのことでした。

Gさんは、うまくいってる先輩とまったく同じことをしたのになぜ、うまくいかないのでしょう?

これは、Gさんが「マネをする時期」を間違えてしまったことが原因です。
実は、お手本のマネをしているのに同じ結果を出せない人の多くがこの落とし穴にはまってしまっています。
うまくいっていない人は「お手本の人が今していること」をマネしようとしているため成功しないのです。
お手本の人の「今しているやり方」をマネようとしても持っている知識、技術、情報、経験、資金、人材、事業規模などが違うためマネをしたくても、マネできないのです。
Gさんの話でも、メールマガジンを発行してコーチングを紹介するというやり方は同じなのですが大きく違う点がありました。
それは、先輩がメールマガジンで書いている文章は非常に読みやすく、わかりやすいため読んでいる人がグイグイ興味を引きつけられる内容になっているのに対してGさんの文章は、誤字脱字だらけで内容もわかりづらいモノでした。さらには、先輩が発行するメールマガジン読者数は1万人以上いたのに対してGさんの読者は97人です。
したがって、同じ「やり方」をマネしても環境や能力が違うため同じ結果が出ませんでした。

それでは、どうすれば、Gさんは成功することができるのでしょうか?

この話を聞いたとき私はGさんにアドバイスをしました。
「先輩の今をマネするのではなく『集客がうまくいっていない状態から、急に見込み客が集まりはじめた時期』に何をやっていたのかを聞いてみてください。
その先輩が『初期のころに、どのように集客をしていたのか?』『最初から、メールマガジンを配信して、集客していたのか?それとも、別の方法なのか?』
そして、そのときの『やり方』だけでなく『頭の中で考えていること』や感覚や気持ちなどの『心身状態』をコピーしてみてください。つまり、先輩がうまくいきはじめた『初期のころ』を徹底的にブレインコピーする」とお伝えしたのです。

その後、1ヵ月ほどしてGさんから次のようなメールをいただきました。
「先日は、貴重なアドバイスをありがとうございました。ブレインコピーのお手本にさせていただいている先輩にうまくいきはじめた初期のころを聞いたところなんと!メールマガジンではなく『友人に無料のセッションをしていたら、それが評判になり、クチコミが起こった』と教えてもらいました。
私も早速マネてみたところ新規のクライアントを獲得することができました。
問い合わせも少しずつ増えているのでこれからどんどんコーチングを提供して多くの人に喜んでもらいます!本当にありがとうございました!!」という内容でした。

このように、お手本の人からブレインコピーをする際には「お手本になる人が急に成功しはじめた初期のころの話を聞いて、マネる」ことが非常に重要なポイントになります。

したがって、同僚のトップ営業マンや仕事ができる上司異性とのコミュニケーションが上手な友人にインタビューする際はまずは「急にうまくいきはじめたころって、具体的に何をしていたのでしょう?」と質問してお手本になる人が「うまくいきはじめた初期のころ」をブレインコピーするとうまくいきます。