Systematic racism って?


週末、この動画を観ました。

Facebookの
英語学習コミュニティの先生
Hadarが新しく始めた
Live English Showです。


第1回目の動画でしたが、
タイトルは
The Price English Learners Pay 
for Systematic Racism


ゲストティーチャーのWillを迎えて
色んなことが話されていました。


Racismというのは
controversialなトピックですが


それぞれが感じるprivirage

アクセントについて

最近アメリカで起きたこと

ESLの業界のこと

systematic racismとindividual racism

ご本人の実際の経験

そして私たち個人のこと…などなど

内容がどれも
一般論ではなく具体的だったので

善悪で物事を切り分けるような
表面的な話にならず

観ている人の
想像力を発揮させてくれるような
素晴らしい会話でした。



racismって
なかなか話題にし辛かったりしますよね。

自分の意見を言うのを
ためらったりすることもあると思います。


でも、2人の会話の中で

私たちは気づかないうちに

自分では「当たり前」だと思っている
観点のみで判断することは起こり得るし

意図していなくても
偏見や差別になり得るということを

自分ごととして
感じることができました。


そして

そのような場合に

どんな視点を持てば
自分の常識を疑うことができるか

というヒントをもらったように思います。



私は英語を教えることを
仕事にしていますが

例えば
英語と一括りに言っても

世界中で話されている英語を

これだけが本物だ!と
決めつけることは
本当にナンセンスだし

そういう意味でも

「ネイティブの英語」というのも
目指すのは個人の自由、だと思っています。


発音を学ぶことも教えることも
大好きだけれど、

よりコミュニケーションを円滑にする
という
ほんとうの目的を見失って
形だけを追いかけることは

かえって
学習者の意欲を無くすし

自分の英語を恥じたり
話すことを躊躇うことにつながったりと

悪影響もあることを

改めて認識しました。



私がしていること(英語や発音を教える)と
矛盾しているように
思われるかもしれませんが

英語学習にまつわる誤解を
ひとつひとつ
自分の経験を通して
解きほぐしていきたいから

向き合って考えることはあっても
自分の中では
葛藤も矛盾もありません。



例えば
・英語はネイティブから学ぶのが一番
・発音が綺麗なのがいい先生
・資格を持っているのがいい先生
などのような

もっともらしく
疑いようがないように見える
「スタンダード」も

「誰か」が決めた基準である
ということを認識してみると、

自分にとっての本当が見えてくるし

そこに偏見や差別がないか?と
俯瞰的な視点を持つことが
できるようになると思います。


先ほど挙げた
どのような先生が「よい英語の先生か?」
ということについても

自分の中にある偏見を認識し
少しでも削ぎ落とした上で

生徒さんたちと向き合っていきたいなと
今回の動画を観て
改めて強く感じました。



どんな小さなことでも
ひとりひとりが
自分ごととして捉えることで

よりよい理解につながるなら

英語という言語を学ぶことは
私たちが寛容になるために
大きな力になるはず。


実際に、
英語が話せることで
いろいろな国の
さまざまな価値観に出会うことができて

私は考える機会をもらっています。


少なくとも
私にとってはそうだから

自分に向き合うことを怖れず

そこで感じたことを伝えることから
始めていきたいと思います。



I deserve to be heard.と
ひとりひとりが
感じられる世界にしたいから

私自身の経験を自分の言葉で伝えることで
貢献できたら嬉しいです。


あなたの、私の、応援団長📣