2024年の季節的なテーマ 冬 2023年12月22日から2024年3月20日まで | 星が語る『Star』~Astrology Cafe~

2024年の季節的なテーマ 冬 2023年12月22日から2024年3月20日まで

冬至一山羊座へのイングレス

 

 太陽(国の指導者)は(火星と水星とともに)学術・研究・宗教・司法・貿易・旅行を支配する9ハウスに在泊するため、学術・研究・宗教・司法・貿易・旅行にとっての重要な問題について発せられる指導者からのポジティブなニュースを国中が歓迎する。これは、太陽と水星が牡牛座(財政)初期度数に在泊する月(国内問題)と良好なトラインを形成していることにより、さらに強調される。牡牛座はお金を支配し、山羊座はビジネスを支配する。したがって、これは国内経済とビジネス界をサポートすることの意義と、それらがいかにして相互に有益な方法で協力するかについてのメッセージになる。

 アセンダントは牡羊座で、自己決定性や国民世論に重きを置く。また、太陽・水星、月、・木星は、調和的でタイトな地サインのトラインを形成している。これが示唆する目標は、労働力(労働者)とビジネス界(企業)を、互いに対立するような状態ではなく双方の存在が平等に評価され、相互に健全な関係を促すような形で結びつけることである。しかし、水星は山羊座・9ハウスで逆行している。この崇高な目標を達成するための正確で具体的な手段は明確とは言えない可能性がある。ビジネス界に必要とされ、また要求もされる犠牲は、抵抗されるか具現化が遅れるのかもしれない。経営陣と労働者の間に新たな協定が結ばれるまで、労働争議からストライキが起こる可能性さえある。また、通常の水星逆行期よりも、通信・運輸に関する問題が深刻化しやすいかもしれない。

 このチャートでは、他に2つのアスペクトが際立っている。まず、財政・金融に関連し、外交問題の7ハウスを支配する金星が、負債の星座である蠍座にあってデトリメント、すなわち不利な位置にある。金星はまた、2ハウス・牡牛座(金星が自ら支配する星座)にある天王星と、外交問題を支配する7ハウスからオポジションを形成している。これは、日本とその同盟国を巻き込んだ財政支援や対外援助をめぐって対立が起こることを示すのかもしれない。おそらく同盟国は、他国が世界援助にもっと貢献する必要があると感じているのだろう。ひょっとすると、同盟国は他国に対し新たな関税を課すと脅すかもしれない。もしそうなれば反発を生み出し、財政的支援を同盟国以外の他国に求めるか、または同盟国との貿易に関税を課していない他の国にとって脅威となる怖れがある。財政問題に関する突然の変更をめぐってその同盟関係にはほころびが生じ、関係そのものが脅かされるかもしれない。この対立の可能性は、妨害・騒乱・テロ・密約・病院・亡命の12ハウスに在泊する海王星が、自ら支配する魚座に在りながら、射手座(海外)を運行する火星(紛争)とスクエアを形成していることでさらに強く示唆されている。このアスペクトは、この問題にまつわる、他から攻撃されることによって引き出される攻撃の傾向の表れであり、信頼が関与する問題では混乱や不確実性をもたらす可能性がある。

 

留意すべき特定の期間一冬

 

 冬の始まりは悪天候をもたらすかもしれない。12月26日の満月の頃には、北方地域ではとりわけ気温が下がり、より温暖な地域では決水が起きる怖れがある。しかし、太陽が木星にトラインを形成し(12月27日)、水星(善意の星座、射手座に在泊)と木星がともに順行に転じる(12月31日~1月2日)ため、世界全体のムードは新たな年に向けて楽観的かつ希望に満ちているかもしれない。このホリデー・シーズンは、多くの人々がお祝いムードに包まれたり旅に出たい気分になるため、各地は記録的な人出となりそうだ。だが、1月1日には金星が土星にスクエアを形成することから、多くの人々が浮かれすぎからの二日酔いに悩まされるかもしれない。しかし全体的には、木星とのコンタクトの多さ、それに木星が支配する射手座の位置、射手座に在泊する惑星との関連で、全般にハッピーなシーズンを指し示している。仕事よりも、友人や家族とパーティーを楽しんだりするのに向いているだろう。

 新年最初の週を終え、市場は軌道に乗りつつあるように見える。取引量は増加し、価格は月半ばにかけて上昇に転じるだろう。火星が山羊座入り(1月4日~2月13日)することで、世界中で多くの仕事が遂行され、プロジェクトが完了していく。しかし、太陽と冥王星の両方が1月20日~21日に混乱を示唆する水瓶座入りし、また金星も懸念や心配事を示唆する山羊座入りするにつれて、市場やビジネス活動に突然の混乱が起こる可能性もある。トレーダー達は再びAI企業に注目し始め、これらの企業や政府支出の未来について懸念を表明するかもしれない。また今後1カ月の間に、予算合意の必要性がより切迫感をもって生じてくる価れがある。

 1月26日の満月と翌日に起きるヘリオセントリックの水星の射手座入りに加え、1月29日まで火星、木星、天王星が関与するアスペクトが続くため、金融市場の価格変動は通常よりも大きくなるかもしれない。銀行の安全性に対する懸念も再燃するかもしれないが、今のところは回避できそうだ。さらに、北方地域では満月の前後2日以内に強風、極寒、停電をともなう吹雪のような状況が発生する可能性がある。

 2月10日には水瓶座で新月が起きる。そのため、2月8日~24日には再び混乱が生じる怖れがある。新月は天王星に不動サインのスクエアを形成し、すべての惑星が山羊座から牡牛座まで、たった四つの星座宮に集合している。この配置は、期限を厳守するため何かに重点を置いて集中していくさまを示唆しているが、現在の状況に対する代替案が見えにくく、近視眼的な視野を示すこともある。正しい方策は一つしかないと考える傾向が見られる。世界の指導者達との交渉も含め、あらゆる物事に対して柔軟性を持つ必要がある。また、この時期はインターネットや電力網の混乱、ハッキングやサイバー犯罪(詐欺や盗難)が立て続けに起こる可能性がある。コンピュー夕のファイルや記録をバックアップし、パスワードも変更したほうが賢明だろう。

 金星と火星もまた2月13日~17日に水瓶座入りし、水瓶座0度「ニュー・エアラ」の度数で冥王星とコンジャンクトする。世界は戦争による残虐行為やテロ行為の渦中に巻き込まれるかもしれないが、それと同時に宇宙、医療、AIの分野における新発見のエキサイティングな発表を目の当たりにする。人類は未来に向かって前進しているが、その一方で世界の一部の指導者達は、いまだに原始時代の慣習にとらわれており、物理的な「力こそ正義」という言条を抱いており、他の人々に対して行う残虐行為を正当化している。彼らは勝つために必要ならどんな手段でも取る。人命は彼らのビジネスモデルたる軍事行動の単なる巻き添えに過ぎない。さらに、水瓶座0度の「ニュー・エアラ」を横切っていく惑星は、重要な新しい法律や、著名なセレブリティまたは政治家による腐敗した行いや有害な行動の暴露に関連する法的問題を浮き彫りにする可能性がある。

 2月19日~23日には太陽と水星が魚座に入居し、2月22日には金星が水瓶座の火星とコンジャンクトする。このため、「旧時代の戦争」と「新時代の平和」との間に存在するこの相反するパラダイムは目に見える形をとって浮上し続ける。もちろん、この時期に交渉の突破口が開かれる可能性はある。ただしそれは、一つまたは複数の当事者グループが「自分達は正しく他の者達は間違っている」という思考を乗り超え、人類の大多数に利益をもたらすような妥協案(金星)を心から望む場合に限られる。それは可能だ。だが同時に、水瓶座は非常に頑固で固定観念が強い。自分のテリトリーを手放すのに時間がかかる。

 2月23日~3月22日は専び悪天候に見舞われる可能性がある。今回の危険は多くの洪水に繋がるあまりにも多量の降雨である。この時期の中頃は、3月4日に木星(豊富)が海王星(湿気)とセミスクエアを形成し、その海王星は、火星・木星スクエアの中間点に位置している。これは豊富な雨量を示唆するものだ。だがそれはまた、株式市場を急騰へと導く陶酔の時、あるいは株価が大きく下落するパニックに繋がるヒステリーの時期を示している。またしても経営離に陥った銀行がニュースを賑わし、警鐘が鳴っているかもしれない。あるいは、予算協議や国家間の財政援助をめぐって合意に到達出来ず苦労している可能性もある。また、原油流出事故や原油価格の重要な反転が起こるのかもしれない。

 同じくこの期間の中頃となる3月4日、牡羊座17度でカイロンと月のノースノードがコンジャンクトする。カイロンは傷ついたヒーラーを意味する。これが強調される時は、心の深い部分に負った傷とともに、それを癒す必要性をも示唆する。世界は、そんな癒しを必要としている。そしてこの惑星には、月のノースノードとともに在って癒しを行う準備が出来ており、それを喜びとともに行う人々が大勢存在する。この一連の象徴は、気候変動、汚染、核の危険、自然災害、または多くの人々の命を奪った戦争による殺数の結果といった問題の数々を浮き彫りにするのかもしれない。その雰囲気は、まるで人類の大部分が「地球を救う」あるいは「人類を救う」ために何かをしなければならないとでも感じているかのようだ。このアスペクトが正確に形成されるのは3月上旬だが、こうした方向性を持つ行動に関連する出来事は、その前後数カ月にわたって効力を発揮する可能性がある。特に4月8日に月のノースノードとカイロンの近くで起きる日食前後には、その傾向が顕著になるかもしれない。

 

冬の重要変化日

以下の日付はこの時期の金融市場におけるジオコスミックな重要変化日だ。2週間ぶりまたはそれ以上の高値、または安値をつけている市場は前後3取引日のオープをもって反転の候補と考えられる。急反転の度合いは、各市場がプライマリーサイクルのどの位置に来ているかに依拠する。プライマリーサイクルの天井や底をつけるタイミングに来ている時なら、最も急勾配の反転が起きるし、1/3サイクルやハーフ・サイクルの局面であれば、急峻さは小規模になる。だが、どちらにも当てはまらない場合、おそらくその反転に取引する価値はないだろう。

2023年12月29日

2024年1月26日〜29日

2月23日〜26日

3月19日